
パニック障害の薬を服用した後に運転した疑いで問題になっている放送人イ・ギョンギュが検察に送致された。
ソウル江南警察署は、薬物を服用した後の運転の疑いを受けているイ・ギョンギュについて、疑いの事実を確認した後、検察に不拘束で送致したと2日に明らかにした。
イ・ギョンギュは先月8日、ソウル江南区のある駐車場で、車種が同じ他の人の車を誤って運転し、車両窃盗の疑いで通報を受けた。その後、出動した警察が実施した簡易薬物検査で陽性反応が確認され、道路交通法違反の疑いで立件された。これにより、イ・ギョンギュは被疑者の身分に転換され、10年間服用しているパニック障害の薬を提出して説明した。
現行の道路交通法第45条は、麻薬、大麻、向精神薬などの薬物によって正常な運転が困難な状態での運転行為を禁止している。
警察はイ・ギョンギュの疑いについて、周辺のCCTV映像や目撃者の証言、国立科学捜査研究所の鑑定結果、被疑者の尋問調査内容などを基に捜査を進めてきた。

それに先立ち、イ・ギョンギュは先月24日に江南警察署に出頭し、約1時間30分の調査を受けた。彼は取材陣の前で「パニック障害の薬を服用した状態で体調が悪い時は運転してはいけないということを認識していなかった」と述べ、「今後、類似の薬を服用する場合は運転を控える」と頭を下げた。
国科捜査の検査で陽性反応が出たことについては、「麻薬成分や大麻はなく、普段服用している薬の成分がそのまま検出された」と説明した。
所属事務所ADGカンパニーは「イ・ギョンギュは警察の調査に誠実に臨み、その時の健康状態と運転経緯について事実通りに述べた」とし、「イ・ギョンギュも二度とこのようなことが起こらないよう、薬を服用した後の運転に慎重を期すと深く反省している」との立場を示した。
[ジ・スンフン スタートゥデイ記者]