今、記憶すべきその名前、戦争の惨状を記録したリ・ミラーの人生を語る。
映画『リ・ミラー:カメラを持った女性』(監督エレン・クラス)は、ヴォーグのモデルや世紀のミューズというタイトルから脱却し、第二次世界大戦が残した真実を取材するために歴史の中に飛び込んだ従軍記者リ・ミラーの時間を描いた作品である。
ファッション誌『ヴォーグ』のモデルや世紀のアーティストマン・レイのミューズとしてカメラの前で活躍した時間ではなく、カメラを持った従軍記者としてのリ・ミラーの人生を語る。
「撮られるより撮る方が良い」というリ・ミラーは、戦場の真っ只中に飛び込む。友人たちがいたフランスで、彼は惨酷な真実を垣間見て、それを知らせるためにカメラを手にする。映画は放火マスクやナチスの協力者として逮捕される女性など、リ・ミラーの象徴的な作品をそのまま再現し、没入感を高める。
リ・ミラーの息子であるアンソニー・ペンローズが書いた伝記を基に物語を構築し、真実性を高めた。ケイト・ウィンスレットと制作陣は、アンソニー・ペンローズが作成したリ・ミラーアーカイブから数万枚に及ぶ文書や写真を探求し、私たちがあまり知らなかった従軍記者リ・ミラーとしての生活を示す。
しっかりとした物語や劇的なシーンを好む人にはやや物足りないかもしれない。それでもこの作品は、従軍記者リ・ミラーの人生を見つめさせると同時に、残酷な戦争の惨状を再び振り返らせる。
化粧をしていない顔でカメラの前に立つケイト・ウィンスレットの演技は言うまでもない。後半、自身の過去を語るシーンまで、ケイト・ウィンスレットは明確な存在感で没入度を高める。本日(24日)公開。15歳以上観覧可。ランニングタイム117分。
[ヤン・ソヨン スタートゥデイ記者]