
中国の俳優兼歌手ジャン・イーシャン(31)が16歳の彼女を殺害した容疑で死刑執行を受けた事実が遅れて伝えられた。
21日、中国のソーシャルネットワーキングサービス(SNS)上で広まった山西省シャンヤン市の判決結果とシンガポールのメディア聯合早報によると、ジャン・イーシャンは16歳の彼女を殺害した容疑で死刑を執行され、昨年銃殺刑が執行された。
ジャン・イーシャンは中国で死刑が執行された初めての芸能人となった。
無名の芸能人であるジャン・イーシャンは2012年に中国のあるバラエティ番組でデビューし、さまざまなドラマや映画に出演した。2015年にはアルバムを発表したこともある。
裁判所が公開した調査報告書によると、ジャン・イーシャンは2022年2月、誕生日を口実に彼女を山西省シンピン市の森に誘い込み、彼女が別れを要求すると口論の末に殺害した。
犯行後、ジャン・イーシャンは現場を彼女の自殺に見せかけようとし、自らも試みたが失敗したとされている。
警察の調査によると、ジャン・イーシャンは彼女に何度も自殺をほのめかして脅迫し、強い執着と支配欲を示したという。
中国のネットユーザーは、ジャン・イーシャンがすでに死刑判決を受け執行までされたにもかかわらず、公式に「問題のある芸能人(ブラックリスト)」に含まれていないため、昨年3月に彼が出演した映画が公開された点を指摘した。
特にネットユーザーは「無名の芸能人はたとえ殺人罪で死刑になってもブラックリストに載らず、作品が制限されることもない」とし、「これが中国のエンターテインメント業界の二重基準だ」と批判した。
[キム・ミジ スタートゥデイ記者]