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‘調整式リスク’を高めた‘ティーチャーズ’、過程が重要だと言ってますよ[芸能記者24時]

HAN Hyunjung
入力 : 
2025-06-17 18:07:48
修正 : 
2025-06-18 17:46:45
先生、視聴率を上げればそれでいいのですか?
調整式。写真|スタートゥデイDB
調整式。写真|スタートゥデイDB

‘現職教師との癒着を通じて試験問題を事前に入手した’という調整式に関する疑惑が教育界を超えて放送界にも波紋を広げている。

大学入試講義プラットフォームで人気を博し、‘スター講師’の地位に上り詰め、‘ティーチャーズ’を通じて放送人としても活躍していたため、その衝撃はさらに大きい。何よりも、一部の状況を事前に認識していたにもかかわらずリスクを高めた‘ティーチャーズ’制作陣への非難も日々高まっている。放送を強行することについて再考が急務に思える。

tvN関係者は17日、毎日経済スタートゥデイに「来る7月1日に初放送予定の‘たまたま大人’10周年特集に調整式講師が出演する予定だったが、内部事情により出演がキャンセルされた」と明らかにした。これは教育と教養を扱うフォーマットの特性上、疑惑だけで出演は不可能だという判断が働いたと見られる。

先月13日にも調整式らはチャンネルAのバラエティ‘ティーチャーズ2’制作陣と共にメディアインタビューに出席する予定だったが、前日突然制作陣のみが進行することに変更された。予想以上に激しい‘調整式批判世論’を意識してのことだ。

これに先立ち、警察庁国家捜査本部は先月17日、学習塾と問題取引を行った現職教師72名を検察に送致した。合計126名を逮捕し、そのうち100名を検察に送致し、私教育業者法人3社と学習塾講師11名も含まれていた。その中に‘ティーチャーズ’に出演中の調整式講師の名前が挙がったという事実が調査報道グループ‘シャーロック’によって知らされた。

‘ティーチャーズ2’キム・スンフンCP、ユン・ヘジPD。写真|チャンネルA
‘ティーチャーズ2’キム・スンフンCP、ユン・ヘジPD。写真|チャンネルA

制作陣はインタビュー時に「調整式講師と(関連内容)を話したのは今年初め」とし、「個人捜査ではなく100名の参考人に含まれたということだった。教育プログラムであり、学ぶ学生がいて、教師個人だけの問題ではないので見守っている」と明らかにした。「深刻に受け止めている」としながらも「事前録画で科目が決まっているため、まずは計画された状態で放送する予定」と放送強行の意志を示した。

調整式側は該当疑惑に「検察に送致されたすべての容疑について無罪が明白だと確信している」という公式見解を示したが、一部では‘ティーチャーズ’が青少年教育に関連する内容を含むプログラムである点から、放送強行は慎重でない処置だという指摘も出ている。さらに単なる出演者リスクを超え、制作陣がこの問題に対して‘どのように対応したのか’を巡って批判と失望の反応が相次いでいる。

実際に‘教育バラエティ’というタイトルを前面に掲げ、学生を主人公にしたコンテンツを作りながら、実際の放送制作陣自身は‘公的感受性’を欠き、私益を優先しているという厳しい批判に直面している。‘論争前までは行く’というような安易なアプローチで放送を決定し、これは黙認や傍観と変わらないという指摘も出ている。依然としてプログラム内の編集または再同意の余地がないことも事態をさらに大きくしている。

写真 I チャンネルA
写真 I チャンネルA

‘教育’を前面に出したバラエティなのに、皮肉なことに制作陣の責任感は失われたようだ。静まるのを待ったり、世論が悪化すれば慌てて対応する方法はもはや有効ではない。視聴者は沈黙しない。プログラムが伝えようとした‘真心’も説得力を失わざるを得ない。

アーバン事態は単なるスター講師の危機ではない。視聴者と公共性を無視した放送制作の素顔にも広がる可能性がある。放送界と教育界ではさまざまな意見が出ている。

‘ティーチャーズ’は成績向上という結果をクライマックスにしているが、それ以上に印象的だったのは学生たちの変化の過程、そして心を込めて近づく教師たちの姿だった。数値では表せないその瞬間こそがプログラムの響きであり、視聴者が‘ティーチャーズ’を信頼した理由だった。しかし実際にその流れを設計し責任を持つべき制作陣は、当初の企画意図を忘れ、手をこまねいている状況だ。

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