警察は薬物を服用した後に運転した疑い(道路交通法違反)を受けているコメディアンのイ・ギョンギュ(65)に対する薬物鑑定を依頼したと明らかにした。
パク・ヒョンスソウル警察庁長職務代理は16日、定例記者懇談会で「現在、入捨前調査(内査)段階で事実関係を引き続き調査中」と述べた。
警察は9日に国立科学捜査研究所に緊急薬物鑑定を依頼した状態だ。
イ・ギョンギュは8日午後2時ごろ、ソウル江南区のある室内ゴルフ練習場で駐車管理員のミスにより、自分の車と車種が同じ他の人の車を運転して移動したと伝えられている。
車両窃盗の疑いの通報を受けて出動した警察はイ・ギョンギュに対して飲酒・薬物検査を行い、その中で薬物簡易試薬検査で陽性反応が出た。
これに関連してイ・ギョンギュの所属事務所側は「ハプニングだ。薬物は全くない。風邪をひいて薬を飲んで運転していた」とし、「(おそらく)パニック障害の薬を10年以上服用しているので、薬物検査で向精神薬が一つ検出されたと思われる。薬袋も提出したが、薬物が検出されたので警察で調査している」と説明した。そして「警察でもよく説明してすべて解決された話だ」と再度強調した。
イ・ギョンギュは過去、自身のYouTubeチャンネルを通じて、自分が出演していたKBSのバラエティ番組「男の資格」でオーストラリアのパース横断中にパニック障害を経験したことを明らかにした。
彼は「1日に10時間走るが、何も見えない。そこから来る不安感があった」とし、「突然涙が出てきた。ずっと泣いて車に倒れた。立っていられなかった。その時からずっと痛み始めた。胸が苦しくて死にそうだった」と回想し、過去10年間薬を服用していると明らかにした。
現在、イ・ギョンギュはTV朝鮮「モダン人物史ミステリー・リ」、チャンネルA「成功の秘法を探せボスアタック」など多くの番組で活躍中だ。
[イ・ダギョム スタートゥデイ記者]