
俳優パク・ジニョンがスクリーンとホームドラマを席巻した。
パク・ジニョンはtvNの土日ドラマ『未知のソウル』(脚本イ・ガン、演出パク・シヌ)と映画『ハイファイブ』(監督カン・ヒョンチョル)を通じて、完全に対照的な二つのキャラクターを説得力を持って演じ、高評価を得ている。
5.9%の視聴率を記録し、上昇傾向を見せている『未知のソウル』で、パク・ジニョンは冷静で理性的な面の裏に複雑な内面を持つ弁護士イ・ホス役を務めた。
彼は未来(パク・ボヨン分)が過去のユミジであることを直感し、混乱と執着の間を行き来する感情の流れを緻密に表現した。辞職後の無力感と不安に包まれたキャラクターの心理を、抑制された視線と微妙な表情の変化、息遣いまで活用してリアルに表現した。感情を激しく表に出さずとも、キャラクターの亀裂を生き生きと描いた彼の演技は、作品の没入感を高めた。
ボックスオフィス1位を記録中の映画『ハイファイブ』では、冷酷で狂気に満ちたヴィランとして強烈な変身を見せた。
パク・ジニョンは若返ったカルト教祖ヨンチュンをシン・グと2人1役で演じた。膵臓移植後に超能力を得て、永遠の命のために他の移植者の能力を奪うキャラクターを密度高く描いた。初の悪役挑戦にもかかわらず、抑制されたトーンと鋭い視線でキャラクターの欲望と狂気を説得力を持って解き明かし、物語のリアリティをしっかりと構築した。
パク・ジニョンは登場と同時に作品の雰囲気を掌握し、緊張感を高めた。超能力を持つ5人の主人公たちとの対峙シーンでは、ユーモラスでありながらも脅威的なオーラを放ち、最悪のヴィランとして活躍した。
今回の作品でパク・ジニョンは活劇アクションも披露した。後半のクライマックスを引っ張るパク・ジニョンのアクションは、単なる動きにとどまらず、キャラクターの執着と欲望をアクション活劇として爆発させた。さらに、大俳優シン・グと2人1役で共演したパク・ジニョンは、外見はもちろん感情の流れまで違和感なく演じた。
このようにパク・ジニョンは現実的な理想主義者から冷酷な悪役まで、対照的なキャラクターを自分のスタイルで消化し、俳優としてのスペクトラムを拡大している。彼の次の行動に対する期待感が高まっている。
パク・ジニョンが出演する『未知のソウル』は毎週土曜日と日曜日の午後9時20分にtvNで放送されている。映画『ハイファイブ』は劇場で絶賛上映中である。