
女優シン・セギョンを対象に数年間にわたり悪意のあるコメントを投稿してきたA氏に懲役8ヶ月の実刑が言い渡された。
5日、法曹界によると、最近、裁判所は侮辱罪および脅迫罪などで起訴されたA氏に対し、「犯行が繰り返されており、計画的であり、脅迫の程度が高く、社会に与える害が大きい」と判断し、実刑を言い渡した。
A氏は匿名アカウントを利用して硫酸テロを予告するなど、シン・セギョンを脅迫したり、身体的・性的に侮辱する内容を投稿していた。また、シン・セギョンだけでなく、その家族、知人、ファンに対しても繰り返し侮辱的な表現や脅迫的なメッセージを投稿していた事実が確認された。
長期間にわたり繰り返された悪意のある侮辱と脅迫は、身体的暴力に準じる精神的苦痛を引き起こす。裁判所はこれを明確な犯罪と判断した。
特に今回の判決は、公人に対するサイバーいじめの事案で実刑が言い渡された異例のケースであり、芸能人だけでなく、オンライン上の犯罪被害者の保護において重大な転換点になると評価されている。

シン・セギョンの所属事務所ザ・プレゼントカンパニーは、「当社はアーティストの被害事実を認識した直後に事案の重大性を考慮し、何度も公式警告および法的措置を講じてきたが、加害行為は止まらず、むしろその程度が持続的に増加し、この事件の刑事告訴に至った」と明らかにした。
続けて「今回の判決は単なる一人の俳優に対する問題を超え、サイバー暴力の深刻さを我々の社会全体に警告する重大な法的先例となるだろう」と強調した。
また、所属事務所は「犯罪の軽重は処罰の程度の違いに過ぎず、悪意を持って他人に精神的苦痛を与えた瞬間、すでに加害者としての責任が生じる」とし、「匿名性の背後に隠れて誰かの生活を脅かしたり名誉を毀損する行為は、表現の自由で保護されない明白な犯罪である」と強調した。
さらに「加害者はどれだけ時間がかかっても、それに相応する法的責任を必ず負わなければならず、今後類似の行為が発生した場合にもすべての法的手段を動員して断固として対応し、いかなる寛大な措置もない」との立場を示した。
[キム・ミジ スタートゥデイ記者]