つま先は揺れず、表情はさらに強くなっていた。
女優ソ・ジョンヒが5日、ある屋外ファッションショーのランウェイでモデルとして登場したシーンをSNSに公開し、再び挑戦を記録した。
今回のランウェイでソ・ジョンヒは、銀色の光沢のあるサテンのドレスにパープルのベルトを合わせたスタイルで登場した。紫色のコサージュの飾りと青いリボンのヒール、ネイルカラーまで、感覚的なバランスが緻密に計算されたスタイリングだった。軽くウェーブをかけた長い髪と深い目元の視線まで、ランウェイを満たしたのは年齢でも経験でもなく感覚だった。

彼女は直接「お金より大切なのは感覚」と述べ、ファッションに対する信念を言葉に残した。

「新しい服を全部買うことはできないが、デザイナーの服を着ることができるこの機会がどれほど感謝すべきことか分からない」とし、感覚は選択の問題であり創造性だと強調した。

実際に今回の着こなしは、ドレス一つをコサージュ、ヒール、ヘアスタイルまで立体的に解釈したソ・ジョンヒだけのシグネチャーだった。
「シックとは、賢く洗練された感覚の集約体」と語った彼女の言葉は、ランウェイ上の動きよりも鮮明だった。「生きていてよかった」という最後の言葉には、感覚以上の深い意味が残っていた。服は流れていくが、哲学は残った。

一方、ソ・ジョンヒは乳がん治療後に健康を回復し、現在6歳年下の建築家キム・テヒョン氏と公開恋愛中である。娘のソ・ドンジュは昨年6月29日に一般人と結婚し、新しい家庭を築いた。
[キム・スンヘ MKスポーツ記者]