
インディバンド教門前ひよこが大企業ブランドと放送コンテンツの相次ぐコラボ提案を受け、音楽性と大衆性を同時に証明している。
今年1月、農心ポテトチップの新製品CFソング制作を担当した教門前ひよこは、農心の広告代理店から公式コラボ提案を受けた。該当チームは以前、農心のロゴソングコンペに参加したが、受賞には至らず、コンペ落選直後にブランド側から直接提案を受けて作業が実現した。
教門前ひよこは「初めての外注作業ではなかったが、大企業の広告提案を直接受けたのは初めてだった」とし、「コンペで落選した直後だったので、悔しさが大きかった時期だったが、ブランド側から先に提案していただき、より意味があった」と明らかにした。
チームは該当広告ソング作業において、既存の強い印象を残したフレーズ「こんにちはクレオパトラ、世界一のポテトチップ」を損なわず、15秒という短い時間の中で高揚感と軽快な雰囲気を効果的に表現することに集中したと伝えた。
続けて「農心側がコンペ参加映像を通じて私たちの感性を認識し、期待していたと思うので、その期待を満たしつつ、チーム特有の明るい魅力を自然に反映することに集中した」とし、「結果的にブランドイメージとよく調和した完成度の高い作業だった」と付け加えた。
その後、教門前ひよこはKBSのユースサッカーコンテンツ『飛べシュートリー』の続編ウェブプログラムであるYouTubeチャンネル『インハンシューティングスター』のオープニングソング作業にも参加した。該当曲は2024年7月頃、チャンネル運営者であるサッカー監督の依頼でラッパーkay.dを通じてオープニングデモを制作したことがきっかけで最終的に採用された。
彼らは「強いシューティングスター側からオープニングソング制作の依頼を受けて作業に参加し、制作したデモが承認されて正式チャンネルオープニングとして使用されている」とし、「ロゴソングや放送用音楽作業を通じてチームの音楽的スペクトルを広げることができた」と伝えた。
また最近の活動を通じてチーム独自の色をさまざまなコンテンツに拡張中である点も強調した。「従来は音源リリースに集中していたが、今年からはリール、ショート、ロゴソング作業などさまざまな形のコンテンツ作業を並行して行っている」とし、「リクエストに応じて必要な雰囲気を『教門前ひよこ』だけの感性で表現したときの満足感は非常に大きい」と説明した。
SNSチャンネル運営に対する所感も明らかにした。「YouTubeやインスタグラムチャンネルを通じて大衆と直接コミュニケーションを取りながら成長する過程を実感している」とし、「プラットフォームの特性上、ファンとのフィードバックが即座に行われるため、その過程で得る応援や反応が創作の動力になっている」と伝えた。
教門前ひよこは個性とコンテンツを武器にさまざまなブランドや映像プラットフォームとのコラボレーションを通じて活動範囲を広げており、音楽性と大衆性を兼ね備えたインディアーティストとしての地位を固めている。
[イ・ダギョム スタートゥデイ記者]