歌手イム・ヨンフンが今日(2日)コンサートを予定通り実施する。4日まで国家的な哀悼期間が宣言されているが、観客との約束を守るために苦悩の末、ステージに立つことにした。
2日午後7時30分、ソウルの九老区高尺スカイドームで「イム・ヨンフンリサイタル」コンサートが開催される。昨年12月27日から29日までの3回にわたって行われたこのコンサートは、1月2日から4日までの3回の公演が追加で予定されている。
政府が先月29日に発生した済州航空の事故の哀悼期間を4日深夜までと定めた中、イム・ヨンフンの所属事務所は「すべてのスタッフと関係者との大切な約束を守るために」とし、予定された公演をそのまま実施することを伝えた。
ただし、コンサートの観覧を希望しない予約者については、キャンセル手数料なしで全額返金が可能である。
イム・ヨンフンの所属事務所は「哀悼の気持ちを深く刻み込み、今回の公演が真摯な慰めと希望の瞬間となるよう、より重い心で最善を尽くして準備する。私たち全員が一つになってこの困難な時期を共に乗り越えていけることを心から願っている」と付け加えた。
一方、先月29日午前、務安国際空港では、タイのバンコクから出発した済州航空7C2216便がランディングギア(飛行機の車輪)が展開されていない状態で着陸を試み、空港の施設と衝突する事故が発生した。
この事故で、全乗客181人のうち、乗客175人全員と操縦士・客室乗務員各2人の合計179人が現場で死亡した。事故から5日目の2日には、犠牲者の遺留品を遺族に引き渡す手続きが始まった。
[イ・ダギョム スタートゥデイ記者]