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「芸能人の酒パーティーと乳がんに何の関係が?」…雑誌社の慈善イベント「論争」

LEE Dakyum
入力 : 
2025-10-17 09:42:48
「ラブ・ユア・ダブルユー(Love Your W)2025」イベント現場。写真|公式SNSキャプチャ
「ラブ・ユア・ダブルユー(Love Your W)2025」イベント現場。写真|公式SNSキャプチャ

国内の有名ファッション雑誌社が毎年主催する慈善イベントについて批判が出ている。「乳がん認識改善」という趣旨とは裏腹に、有名な芸能人やインフルエンサーたちが酒と音楽の中でパーティーを楽しむ姿だけが見られたからだ。

15日、ソウルの鍾路区新聞路フォーシーズンズホテルでは、乳がん認識向上キャンペーンイベント「ラブ・ユア・ダブルユー(Love Your W)2025」が開催された。このイベントは、国内の有名ファッション雑誌社が「女性の乳がん認識向上と早期検診の重要性を知らせる」という趣旨で2005年から始めた。

この日のイベントには、グループBTSのV、aespaのカリナ、IVEのチャン・ウォニョンなどの有名芸能人が総出動した。主催した雑誌社の公式SNSには、彼らの写真や動画が掲載されており、酒杯を持って音楽を楽しんだり、談笑したりする姿が見られた。

ネットユーザーたちの反応は冷ややかだった。「芸能人同士が酒を飲みながらファッションショーをする親睦パーティーが乳がん認識改善と何の関係があるのか」という一撃だった。ネットユーザーたちは「これが乳がん認識と何の関係があるのか分からない」、「乳がん関連のイベントなのに、乳がんについては誰も話さない」と批判した。

パク・ジェボムが投稿した謝罪文。写真|パク・ジェボムSNS
パク・ジェボムが投稿した謝罪文。写真|パク・ジェボムSNS

選曲の論争も起こった。歌手パク・ジェボムがこのイベントで自身のヒット曲「ボディ」を歌うと、女性の身体を性的に言及する「ボディ」の歌詞が乳がん認識向上キャンペーンイベントの趣旨と合わないという指摘が相次いだ。

結局、パク・ジェボムは16日、自身のSNSに「がん患者の方々の中で私の公演を見て不快だったり不便だったりした方がいれば申し訳ありません」とし、「正式な乳がんキャンペーンイベントが終わった後のパーティーと公演は、忙しいスケジュールを除いて良い趣旨と良い心で集まった現場にいる方々のためのものだと理解して、ただ普段の公演のように行った」と釈明した。

続けて「私も怪我をしている状態で良い心で無報酬で公演を一生懸命行った。その良い心を悪用しないでほしい」とし、「悪用しないでほしいというのは、この良い心で行った行動で問題を作ろうとしている方々へのお願いだ。誤解しないでほしい」と訴えた。

このような論争に対し、主催側は公式SNSに投稿していたパク・ジェボムのステージ映像および関連投稿を削除した状態だ。

[イ・ダギョム スタートゥデイ記者]

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