
韓国系女優グレタ・リーが韓国のコンテンツを含む文化全般に対する誇りを表明した。
グレタ・リーは15日午前、ソウルのCGV龍山アイパークモールで行われた映画『トロン:アレス』のメディア配信試写会および記者懇談会で、「仮想の存在を永遠に現実に存在させる革新的なコードを発見した後、追跡されるキャラクターを演じた」と紹介した。
彼は「追跡されるため、特に走るシーンが多かった」とし、「走る実力がオリンピックに出てもいいくらいに上達した。この程度までたくさん走るとは思っていなかったが、死ぬ気で走っていたら上達した」とユーモアを交えて語った。
続けて「『トロン』シリーズは1980年代まで遡る大規模なフランチャイズであり、こうした映画に参加できることを当然だとは思わない」とし、「演技を数十年してきたが、その過程でハリウッドに多くの変化が起こるのを目撃した。大規模な作品でこのキャラクターを韓国系女優として初めて演じることができたのは驚きだ」とも述べた。
さらに「これが始まりだと思うと希望的でワクワクする。私だけでなく、多くの俳優やクリエイターに機会が開かれるきっかけだと思う。プレッシャーを当然感じるが、喜んで受け入れようと思っている」と責任感も示した。
特に「私が出演するすべての映画、キャラクターにおいて人間性と人そのものに集中しようとしている。私は韓国人、韓国系アメリカ人、女性でもあるが、その前に一人の人間としてキャラクターをどのように観客に共感させることができるかを考えている」と述べ、「そうした努力が今この場に来ることを可能にしたのではないかと思う」と深い思いを語った。
また「私たち韓国人は自分たちが最高だということを知っていたが、今や世界がそれを認識し始めている。韓国のファッション、音楽、文化が大きな愛を受けているのを見て個人的に嬉しい。そして私が常に考えていたことが今や認められているようだ」とし、「それでも世界は韓国の素晴らしさをまだ知らないようだ」と深い愛情を表現した。
映画は仮想世界から現実世界に移行した高度な知能を持つAI兵器アレスの登場によって始まる制御不可能な危機を描いた圧倒的なビジュアルアクションブロックバスターだ。「残された時間はわずか29分、次元を超えて彼らが来る」というコピーとともに、仮想と現実、二つの世界間の巨大な衝突を予告し、全世界の映画ファンの期待感を高めている。
10月8日公開予定。