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「うるさくて」…姉を殺害した後、彼女と旅行に行った弟(『勇敢な刑事たち4』)

HAN Hyunjung
入力 : 
2025-09-13 14:37:33
「家出届を取り消せ」という自作のメッセージも送信
写真 I Eチャンネル
写真 I Eチャンネル

『勇敢な刑事たち4』では、被害者を殺害し、卑劣な演技をした犯人たちの素顔を公開した。

12日に放送されたティキャストEチャンネル『勇敢な刑事たち4』(演出 イ・ジソン)第51回には、済州西部警察署刑事課のキム・ジュンヘン警部、済州警察庁治安情報課のイム・イクス警部補、科学捜査隊(KCSI)のユン・ウェチュル前警務官、キム・ジンス警部が出演し、捜査日誌を展開した。

この日紹介された最初の事件は、妹が「姉が10日以上連絡がない」との通報から始まった。行方不明者は40代の皮膚管理士で、通報は姉の職場の同僚の勧めで行われた。

姉妹が一緒に住む家には姉の彼氏も居住していたが、妹は普段から彼氏の執着のために姉が苦しんでおり、別れを考えていたと語った。しかし、彼氏は「外泊が多くて心配しただけ」と冷静な態度を見せた。

捜査チームは、行方不明直前に酒席を持った同僚の証言とCCTVを基に行方不明者を追跡した。同僚によると、翌日電話をかけたところ、ある男が出てすぐに切れたという。確認の結果、行方不明者は酒席の後、同僚2人と別行動をしていた。その後、ビーニーをかぶった男と腕を組んで移動する姿が捉えられた。彼は彼氏のパク氏(仮名)だった。実は二人は10年間付き合っていたが、パク氏には妻子がいた。

捜査チームは、行方不明当日の早朝、パク氏のトラックが人の少ない橋と共同墓地を徘徊した痕跡を発見した。緊急逮捕されたパク氏のトラックからは血痕反応が出た。追及の末、彼は犯行を自白し、自分が通っていた会社近くの橋の下に被害者の遺体を20袋の土で覆って隠したと明らかにした。死因は窒息死で、顔や体のあちこちに裂傷や打撲の痕、脾臓破裂などが確認された。

パク氏は「家に帰らない」と言っていた被害者を殴ったが、家族に知られるのが怖くて恐れたと供述した。また、「起きろ」と言ったが動かなかったため、自分を無視しているように感じて怒りが湧いたとも語り、憤りを引き起こした。特に彼は被害者を殺害した後、「電話でもしろ」とメッセージを送るなど、仮面をかぶった演技をしていた。パク氏は懲役25年の判決を受けた。

続いてKCSIが紹介した事件は、検察が無期懲役を求刑する中、遺族が犯人の寛大さを求め、判決が容易ではない事件だった。事件は、農水路に捨てられた旅行鞄の中から遺体が発見されることで始まった。検死の結果、被害者の体には刃物で切られた傷や刺された傷がなんと30か所に及んでいた。指先から難しく採取した指紋により、被害者が遺体が発見された場所から車で1時間半の距離に住む30代の女性であることが確認された。

捜査チームは、被害者の名前で受理された家出届が遺体発見の20日前に突然取り消された事実を把握した。これは、被害者が弟とメッセージをやり取りし、家出届を取り消すように指示したためである。弟によると、姉は彼氏の両親の家に行くと言って出かけた後、行方不明になり、メッセージでのみ連絡を取っていた。

しかし、捜査チームは家出届の内容に基づき、弟を容疑者として浮上させた。実際、弟は姉の行方不明捜査を妨害し、家出届を取り消すように姉のふりをしたり、両親に偽のメッセージを送った。車両追跡により、遺体が発見された場所に2回訪れた記録が明らかになり、携帯電話のフォレンジックでも犯行の状況が浮かび上がった。

弟は、姉がうるさくて口論になり、殺害したと供述した。彼は遺体をアパートの屋上に置き、姉の通帳の金を自分の口座に振り込んだ後、クリスマスイブには彼女と旅行に行き、姉名義でローンを組んでゲームアイテムや彼女へのプレゼントを購入した。

遺体は人々があまり通らない親戚の家の近くの農水路に遺棄されたが、天候が回復し水温が上昇するにつれて腐敗した遺体が水面に浮かび上がった。裁判所は彼に懲役30年の判決を下した。

一方、『勇敢な刑事たち』は犯罪予防に対する実質的な貢献が認められ、警察庁から感謝状を授与された。警察庁は14日、『勇敢な刑事たち』が警察活動を理解し積極的に協力し、国民の安全な日常に貢献した功績を認め、制作陣に感謝状を伝えた。

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