麻薬スキャンダルを経験したが、逆に‘成長の足掛かり’となったようだ。グループBIGBANG出身のG-DRAGON(36、クォン・ジヨン)とT.O.P(37、チェ・スンヒョン)を指している。
2006年に共にBIGBANGのメンバーとして音楽界にデビューした二人は、独自のビジュアルと音楽性でトップアイドルの地位を確立した。特にチーム活動の他にGD&TOPという最初のユニットグループを作り、‘ハイハイ(High High)’、‘オーイェ(Oh Yeah)’、‘ペッキガヨ’、‘チョルオ’などのヒット曲を生み出し人気を博した。
チームやユニット活動でいわゆる‘順調だった’二人を阻んだのは他でもない麻薬スキャンダルだった。
G-DRAGONは2023年12月に麻薬使用の疑いを受け、キャリアの中で最も不安定な時期を過ごした。警察は彼に対して‘嫌疑なし’の不起訴決定を下し、論争から解放された。警察出頭時、取材陣の前で薄い笑みを浮かべ堂々とした姿を見せたG-DRAGONは、最終的にこのような結果を受けて再び飛躍を狙った。
新生企画会社でありAI企業のギャラクシーコーポレーションと契約を結び、KAIST機械工学科の招聘教授に任命されるなど、自身の名前を冠した‘グッドデイ’(キム・テホPD制作MBCバラエティ番組)への出演など、さまざまな分野でラブコールを受けながら順調に活動を続けた。このように業界は待っていたかのようにG-DRAGONを呼び寄せ、活発な活動を支援した。
T.O.Pとは異なり、G-DRAGONは‘嫌疑なし’で事件を終結させたが、麻薬スキャンダルによるイメージダメージは避けられなかった。しかし、彼は逆に休むことなく活動を再開した。さらに、自身のように不当な目に遭った人々を助けるための‘ジャスピース’財団を昨年8月に設立し、論争に正面から立ち向かうことを試みた。青少年のアルコール中毒治療のために財団に8億8000万ウォンの寄付金を寄付することもあった。
T.O.Pは2017年に大麻吸引の疑いで懲役10ヶ月、執行猶予2年の判決を受けた。当時、彼は義務警察として軍務中だったが、この事件により義務警察再勤務‘不適合’の判定を受け、社会服務要員として兵役義務を果たした。
麻薬事件後、大衆の信頼は大きく崩れ、放送や公演出演が制限され、活動に急ブレーキがかかった。イメージの損傷によるブランドスポンサーシップやファンダムの離脱も避けられなかった。このため、芸能界内での立場が大きく弱体化する結果となったが、その後、自省と反省の時間を経て音楽制作とコミュニケーションに集中し、徐々に再起を狙った。T.O.Pは現在Netflixオリジナルシリーズ‘イカゲーム2’に出演し、演技キャリアに再び力を入れている雰囲気だ。
‘イカゲーム’のファン・ドンヒョク監督は最近行われたメディアインタビューで“チェ・スンヒョン(T.O.P)がせっかく出てきたので、みんな(大衆)が心で受け入れたわけではないと思うが、良い姿を見せながら残った人々の恨みをうまく解いてほしい”と彼の活動を応援した。
特にファン監督は“これだけ休んだら(自省)大丈夫じゃないかと思った”という言葉で、もはや麻薬リスクは活動に直接的な障害にならないというニュアンスを漂わせた。
G-DRAGONは国内活動を超えて海外のさまざまな有名イベントにも招待され、グローバルK-POPアーティストとしての名声を維持している。T.O.Pの場合、‘イカゲーム’出演以外に特別な活動は見られないが、音楽制作にも心血を注ぎ、歌手としてのカムバックを狙っていると知られている。
芸能界で約20年間積み上げてきた名声と地位のおかげだろうか。‘麻薬スキャンダル’は彼らにとって障害というより次のステップとビッグリーグへの成長痛のように見える。
[ジ・スンフン スタートゥデイ記者]