法務省側は歌手ユ・スンジュン(48・アメリカ名スティーブ・スンジュン・ユ)の入国が社会的混乱を引き起こす可能性があると主張した。
ソウル行政法院行政5部(部長判事イ・ジョンウォン)は26日午前10時20分、ユ・スンジュンがLA総領事館を相手にした査証(ビザ)発給拒否取消訴訟と法務大臣を相手にした入国禁止決定不存在確認訴訟の2回目の弁論期日を開いた。
これまで査証発給を拒否したLA総領事館を相手に2回訴訟を起こしたユ・スンジュンは、今回は法務省を相手に訴訟を起こした。
これに対してユ・スンジュン側は「LA総領事館が法務大臣の入国禁止決定が存在するため査証発給を拒否していると主張している。これにより法務省を相手に入国禁止決定不存在確認訴訟を起こすことになった」と強調した。
すると法務省側は「入国禁止決定は法務大臣の権限であり裁量である」とし、「原告が継続的に国民と論争を繰り広げている状況であれば、原告が国内に入国した場合、社会的混乱を引き起こす可能性がある」と入国禁止決定が適法であると反論した。
裁判所はこの日、弁論を終結し、8月28日に判決期日を指定した。
ユ・スンジュンは1997年にデビューし、「カッター」、「情熱」、「ナナナ」など多数のヒット曲で愛されたが、2002年の入隊を前にアメリカ市民権を取得し、兵役回避の論争で入国が禁止された。
その後数年間韓国の地を踏むことができなかった彼は、2015年に入国のために在外同胞ビザ(F-4)を申請したが拒否され、これを取り消すよう訴訟を起こし最終的に勝訴した。しかしLA総領事館はビザ発給を再度拒否し、ユ・スンジュンは2回目の取消訴訟を起こし、2023年11月に再び最高裁で最終勝訴した。
しかし2024年、LA総領事館は「法務省等と検討し、ユ・スンジュンに対する入国禁止を決定し、ユ・スンジュンの2020年7月2日(2回目の拒否処分日)以降の行為等が韓国の安全保障、秩序維持、公共福祉、外交関係等韓国の利益を害する恐れがある場合に該当する」との理由で再度ビザ発給を拒否した。
これに対しユ・スンジュンは同年9月に拒否処分取消訴訟と入国禁止決定不存在確認訴訟を提起し、政府を相手にする3回目の法廷闘争に乗り出した。
[イ・ダギョム スタートゥデイ記者]