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[独占] '兵役回避' ユ・スンジュン、入国の道は開かれるか...8月28日判決

LEE Dakyum
入力 : 
2025-06-26 11:47:57
ユ・スンジュン。写真lSBS
ユ・スンジュン。写真lSBS

歌手ユ・スンジュン(48・アメリカ名スティーブ・スンジュン・ユ)の韓国入国ビザ発給を巡る3回目の行政訴訟の結果が、8月28日に出る。

ソウル行政法院行政5部(部長判事イ・ジョンウォン)は26日、ユ・スンジュンがLA総領事館を相手に提起した査証(ビザ)発給拒否取消訴訟と法務大臣を相手に提起した入国禁止決定不存在確認訴訟の弁論を終結し、8月28日に判決期日を指定した。

この日、ユ・スンジュン側は兵役回避で懲役刑の執行猶予を受けたサッカー選手ソク・ヒョンジュンなどを挙げ、比例・平等原則違反を主張し、LA総領事館側は事案が異なると反論した。

ユ・スンジュン側は「先行判決で事実判断が終わったと思う。最高裁判決を通じて入国禁止が解除され、査証発給拒否が違法であるとの判断が出た。それにもかかわらずLA総領事館は引き続き査証発給を拒否している」と主張した。

続けて「査証発給拒否の理由がなく、比例・平等原則に違反しているため、査証発給拒否は取り消されるべきだ」とし、「被告が原告の入国拒否を頑なに主張している状況なので、間接強制も必要だ」と述べた。

するとLA総領事館側は「原告側が比例・平等原則を主張し、言及したスポーツスター(サッカー選手ソク・ヒョンジュンなど)の事件は原告の場合とは事案が異なる。間接強制部分については、この事件で原告側が間接強制を申請したのは要件が合わないのではないかと思う。その部分を考慮して判断してほしい」と述べた。

これまでLA総領事館のみを相手に訴訟を行っていたユ・スンジュンは、今回は法務省を相手に訴訟を提起した。

これについてユ・スンジュン側は「LA総領事館が法務大臣の入国禁止決定が存在するため査証発給を拒否していると主張している。それに対して法務省を相手に入国禁止決定不存在確認訴訟まで行うことになった」と強調した。

すると法務省側は「入国禁止決定は法務大臣の権限であり裁量だ」とし、「原告が引き続き国民と論争を繰り広げている状況だ。それなら原告が国内に入ったとき、社会的混乱を引き起こす可能性がある」と入国禁止決定が適法であると反論した。

ユ・スンジュン。写真lユ・スンジュンSNSキャプチャ
ユ・スンジュン。写真lユ・スンジュンSNSキャプチャ

ユ・スンジュンは1997年にデビュー後、「カッサ」、「情熱」、「ナナナ」など多数のヒット曲で愛されたが、2002年に入隊を前にアメリカ市民権を取得し、兵役回避の論争で入国が禁止された。

その後数年間韓国の地を踏めなかった彼は、2015年に入国のために在外同胞ビザ(F-4)を申請したが拒否され、これを取り消してほしいという訴訟を提起し最終的に勝訴した。しかしLA総領事館は再度ビザ発給を拒否し、ユ・スンジュンは2回目の取消訴訟を提起し、2023年11月に再び最高裁で最終勝訴した。

しかし2024年、LA総領事館は「法務省等と検討し、ユ・スンジュンに対する入国禁止を決定し、ユ・スンジュンの2020年7月2日(2回目の拒否処分日)以降の行為等が韓国の安全保障、秩序維持、公共福祉、外交関係等、韓国の利益を害する恐れがある場合に該当する」との理由で再度ビザ発給を拒否した。

これにユ・スンジュンは同年9月、拒否処分取消訴訟と入国禁止決定不存在確認訴訟を提起し、政府を相手にする3回目の法廷闘争に乗り出した。

[イ・ダギョム スタートゥデイ記者]

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