『ゲグコンセルト』の新コーナー『知っている歌』が感動的なストーリーと笑いを組み合わせた独創的なステージで視聴者から熱い反応を得ている。
KBS2『ゲグコンセルト』は先月24日に『知っている歌』をローンチした。『知っている歌』はおなじみの歌を新しい視点で解釈する音楽コントで、これまでにザ・ナッツの『愛のバカ』、ビョン・ジンソプの『淑女に』、チャン・ボムジュンの『揺れる花の中で君のシャンプーの香りが感じられた』を選曲し、楽しさと感動を同時に伝えるミニミュージカルを披露した。
『知っている歌』は初放送から視聴者を泣かせた。国民の片思いソングとして知られる『愛のバカ』を『娘バカ』のお父さんの物語に再解釈したものだ。『望む良い人が現れるまで / 僕はしばらく彼女を見守るだけさ』や『ある日、何も言わずに去ってもその後ろ姿まで愛するよ』などの歌詞を未婚男性ではなく、娘を持つお父さんの視点で歌い、視聴者に特別な感動を与えた。
2回目の放送では『淑女に』の『私はあなたの小さなことまで知りたいけれど / どうしてもあなたは私に話してくれない』という歌詞からインスピレーションを得て、聴覚障害のある異性に一目惚れした主人公の恋物語を披露した。特に『世界障害者の日』（12月3日）を強調し、手話で「愛は聞こえなくても感じることができます。笑いも同じです。私たちが皆さんに笑いをお届けします」と表現したシーンは見る人の心に温かさを伝えた。
『揺れる花の中で君のシャンプーの香りが感じられた』の回では恋人同士の話のように見えたが、実はペットと飼い主の物語という反転を提供した。『歩いているといつもこうやって君を / 見つめて待っていると言おうか』という歌詞を飼い主を待つペットの心で表現し、視聴者に切なさを加えた。
出演者たちの熱演は『知っている歌』の感動を倍増させた。特にソン・ピルグンとナ・ヒョンヨンはまるで正劇を見ているかのようなリアルな演技で作品への没入感を高めた。
『愛のバカ』の回で『お父さん』ソン・ピルグンは『娘』ナ・ヒョンヨンの結婚式の日、先に亡くなった妻を思い出し「愛しい人！今日は私たちの娘が嫁に行く、これくらいは立派に育てたよね？」と叫び、多くの人の目を潤ませた。また『淑女に』の回でナ・ヒョンヨンは聴覚障害のある女性役を演じ、手話と表情だけを使って主人公の感情を繊細に伝え、視聴者に大きな余韻を残した。
チョン・ボムギュン、パク・ウンヨン、ユン・スンヒョンなど『知っている歌』に出演するコメディアンたちは適材適所で笑いを提供した。特に長男チョン・ボムギュンは体を張ったコメディ演技で、重くなりがちなコーナーの雰囲気を和らげ、笑いと感動のバランスを取った。『知っている歌』のステージを収めた映像は多くの好評を得ており、公式SNS『知っている歌』の動画合算再生回数は約880万回を記録するなど話題を呼んでいる。
『ゲグコンセルト』制作陣は「『知っている歌』が視聴者から2000年代中盤に放送されていた人気コーナー『ミュージカル』を思い起こさせる評価を受けている」とし、「『知っている歌』は『ゲグコンセルト』のシグネチャーコーナーになるだけの十分な潜在能力がある。今後『知っている歌』がどのような歌と物語で視聴者に笑いと感動を提供するのか、多くの期待をお願いしたい」と伝えた。
