夏は軽く束ねて、適度にまとめる。しかし、スジは違った形で完成させた。
4日午前、仁川空港で女優スジがパリファッションウィークのスケジュールのために出国した。いつものセレブたちと同様に華やかなメイクときれいなシャツスタイルがまず目を引いたが、今回の空港ファッションの本当の主役は「髪」だった。
写真の中のスジは、猛暑の中でもウェットでも、束ねても、ディテールも選ばなかった。自然に流れ落ちた額の前髪とレイヤードされたブラックヘアは、全体のシルエットをさっぱりとしつつも整った印象で仕上げた。わざと整えられていないようなボリューム、前髪ラインにかかる光沢のない質感は、むしろ意図されたスタイリングのように見えた。

最初のカットで手を上げて顔に触れるシーンは、ヘアラインを自然に露わにする。この時、少し内側に巻かれたような前髪の曲線と耳を包む厚いテクスチャーが印象的だった。二番目のカットでは、スジが手を振りながら明るく笑っている。

自然光の下でもテカリなく、舞い散ることなく整えられたブラックヘアは、彼女のシャツスタイルよりもむしろ目を引いた。最後の全身カットでは、ベージュのワイドパンツ、レッドスカーフのポイントと共に全体のトーンを安定的にまとめる要素として髪が作用した。

さらさらとした髪が方向を変える瞬間、雰囲気も変わった。夏が強要する単調さから脱したスジのヘアは、「季節にも乱れない自信」そのものであった。


一方、スジはキム・ウビンと共演したNetflixオリジナルドラマ「ダ・イルジニ」の公開を控えており、Disney+ドラマ「ヒョンホク」では俳優キム・ソンホと共演する予定だ。グローバルOTTを行き来するスジの動きと同様に、今回の空港ヘアも並外れていた。
[キム・スンヘ MKスポーツ記者]