笑いよりも先に、名前が消えた。笑いを準備していたその日、彼女は静かに立ち止まった。
コメディアン故イ・ジスがこの世を去ってから今日（6日）で2周忌を迎えた。イ・ジスは2023年7月6日、突然の尿路感染と腎炎の症状でこの世を去った。享年30歳。故人は当時40度に達する高熱で病院を訪れ、一週間の入院の後、退院して2日後に亡くなった。家族と連絡が取れなかったため自宅を訪れ、深夜に眠っている間に息を引き取った。
ユン・ヒョンビンの小劇場で始まり、tvN「コメディビッグリーグ」を通じて本格デビューした彼は、様々なコーナーで特有のエネルギーで顔を知らしめた。特にコメディとYouTubeを行き来し、次世代の女性芸人として期待を集めていた人物だった。彼が最後まで準備していたステージはKBSの新しいコメディプログラムだった。アイデア会議とリハーサルに没頭している中、デビュー直前の時間で立ち止まった。
放送局の中、会議室の向こう、まだ上がっていないステージの上に彼の名前が残っている。「笑い」という言葉で結ばれていたすべてのシーンが今は回想にのみ続いている。
「コメディビッグリーグ」側は「誰よりも笑いに真心を持っていたイ・ジスさんを覚えています。あなたの情熱を忘れません」というメッセージで故人を悼んだ。短かったが強烈だった余韻は今も残っている。
一方、故イ・ジスは1993年生まれで、ユン・ヒョンビンの小劇場でデビューし、2021年tvN「コメディビッグリーグ」を通じて放送に顔を知らしめた。生前YouTube活動を並行しながら視聴者とコミュニケーションを取り、KBS新設プログラム出演を前に練習中に突然この世を去った。
[キム・スンヘ MKスポーツ記者]
