イ・ボヨンが協力的死を助ける救急医学科の医師ウ・ソジョン役で出撃し、再び人生キャラクターの更新を予告する。
8月1日に初放送されるMBCの新金土ドラマ「メリー・キルズ・ピープル」は、治療不可能な患者の協力的死を助ける医師と、彼らを追跡する刑事の物語を扱ったサスペンスドラマだ。
「メリー・キルズ・ピープル」は、「模範タクシー」、「クラッシュ」で強烈なアクションを視覚的感性に昇華させたパク・ジュンウ監督と、映画「官能の法則」、「私の特別な兄弟」、ドラマ「失業給付ロマンス」などで緻密な物語と温かい共感を同時に引き出したイ・スア作家が意気投合した作品だ。

ここに「確信の演技力」を持つイ・ボヨン、イ・ミンギ、カン・ギヨン、ペク・ヒョンジン、クォン・ヘヨ、キム・テウ、ソ・ヨンヒなどが出演し、2025年下半期の期待作として挙げられている。
イ・ボヨンは「メリー・キルズ・ピープル」で、人生と死の境界で協力的死を助ける救急医学科の医師ウ・ソジョン役を務める。劇中のウ・ソジョンは、患者の痛みを無視できず、苦痛を和らげようとする強い信念を持ちながらも、ジレンマについて常に悩み、混乱する人間的な面を持ち、共感を呼び起こす。
特にイ・ボヨンは、これまでカリスマあふれる主体的なCEOから隠された真実を暴く強い弁護士、急変する状況で感情のパノラマを経験する財閥家の嫁まで、どんなキャラクターでも強烈な存在感を示し、限界のない演技スペクトルを証明してきた。毎作品ごとに卓越した演技力で没入度を最高に引き上げたイ・ボヨンがウ・ソジョン役を通じてどのような演技の変身を見せるのか、期待が高まる。
これに関連して、イ・ボヨンがベテラン救急医学科の医師ウ・ソジョン役で登場した「初ポス」が注目を集めている。劇中のウ・ソジョン(イ・ボヨン分)が救急室で患者を治療し、チャートを見ながら奮闘するシーン。ウ・ソジョンは他の医師に処置方法を指示し、深刻な表情を浮かべる一方、緊急の患者を迅速に治療するなど最善を尽くす。果たして生死の分かれ道にいる人を救う救急医学科の医師ウ・ソジョンが死を助ける医師に変わった衝撃的な理由は何なのか、興味が高まる。
その一方で、イ・ボヨンは人生と死の境界で協力的死を助ける医師という重いナラティブを持つウ・ソジョン役を選んだ理由としてテーマの重みを挙げた。イ・ボヨンは「最近、協力的死について多く考えていた。両親も年を取られ、私もこのような悩みを共有する時期になったので、自然にこのテーマに関心が湧いた。ちょうどその頃、カナダで夫婦が同時に協力的死をしたという記事を見て、夫と真剣に話をしていた」と作品が運命のように近づいてきたことを明らかにした。
続けて「『死をどう受け入れるか』『どうすれば尊厳を持って生を終えることができるか』について深く考えていた時に『メリー・キルズ・ピープル』の台本を受け取り、読んでみて本当にたくさん泣いた」とし、「協力的死は単に年を取って選ぶ死の問題ではなく、人生の苦痛の中で人間の尊厳を守るための別の方法かもしれないと思った。以前なら簡単に話すことができなかったテーマだが、周囲でも少しずつ協力的死についての話が出始め、今はこのような話を一緒にできる時期が来たのではないかと思った」と慎重な思考で決定した作品の方向性について触れた。
また、イ・ボヨンは「ウ・ソジョンという人物は基本的に苦痛の中にいる他者を助けたいと思っている温かい人だと感じた。ウ・ソジョンは誰かの痛みを無視できず、私が危険になるかもしれない状況でもその人を救いたいという気持ちが大きい人物だ」とし、「演技をする際もこの選択が誰かにとって『間違っている』と見えるかもしれないが、ウ・ソジョンは本当に他者を思う善良な心から生まれた決定であることを中心に演技した」と徹底した分析から生まれた明確な信念でウ・ソジョン役への信頼感を高めた。
制作陣は「イ・ボヨンはセリフ一つ、表情一つまで完璧にキャラクターに同化する、繊細な演技力を持った俳優だ」とし、「イ・ボヨンが悩みを重ねて生み出したウ・ソジョンキャラクターが視聴者の心を揺さぶる、意味深い響きをもたらすだろう」と伝えた。
一方、MBCの新金土ドラマ「メリー・キルズ・ピープル」は8月1日午後10時に初放送される。
[ジン・ジュヒ MKスポーツ記者]