性犯罪の容疑を受けているグループNCT出身のテイル(本名ムン・テイル)に対して、検察が懲役7年を求刑した。テイルは自らの容疑をすべて認め、頭を下げた。
18日、ソウル中央地方裁判所第26刑事部(ダ)でテイルを含む3名の性暴力犯罪の処罰に関する特例法違反(特別準強姦)の初公判が行われた。
この日、他の被告2名と共に法廷に出廷したテイルは、起訴事実をすべて認め、検察は彼ら全員に対して懲役7年と就業制限10年を求刑した。

検察によると、テイルは知人2人と昨年6月13日午前2時33分頃、イテウォンの居酒屋で偶然被害者と出会い、酒を飲んだ。その後、被害者をタクシーに乗せ、バンベドンにある自宅に移動した。容疑者たちはこの日午前4時から4時30分頃まで、酩酊して意識を失った被害者を共に強姦した。2人以上が共同で心身喪失などの抗拒不能状態の相手を犯したため、特別準強姦の容疑が適用された。
当時、捜査を進めていたソウルバンベ警察署は2024年に3名に対して逮捕状を申請したが、裁判所は彼らが犯行を認めているため、逮捕の必要性が低いという理由で逮捕状を却下した。共に犯行を行った者の中にテイル以外の有名人はいないと伝えられている。
“歌手だったが、会社から退団させられ、現在はアルバイトを軽くしている”と自身の身分を明かしたテイルは、最終弁論で“被害者の方に本当に大きな被害を与えたことを最も後悔しており、申し訳ない気持ち”と述べ、“寛大にしていただければ、人生で与えられた本当に最後の機会だと思い、社会に少しでも貢献できるよう、どんなことでもしながら最善を尽くして生きていきたい”と語った。
2016年にNCTの最初のユニットNCT Uでデビューしたテイルは、NCT、NCT 127のメンバーとして活動してきた。しかし、事件の影響でテイルはグループを脱退し、所属事務所SMエンターテインメント(以下SM)からも退団した。SMは“テイルとの専属契約が2024年10月15日付で解除された”とし、“テイルは現在、刑事訴訟事件で検察の調査を受けており、これは専属契約の解除理由に該当するだけでなく、アーティストとしてももはや信頼を続けることができないため、本人と合意の上で専属契約解除を決定した”と専属契約終了を発表した。
[キム・ビンナ MKスポーツ記者]