少女の家長ハ・スンリを巡る「親子スキャンダル」がベールを脱いだ。
13日に初放送されたKBS1の日曜ドラマ『マリと変わったお父さんたち』(演出:ソ・ヨンス、脚本:キム・ホンジュ)第1話では、カン・マリ(ハ・スンリ役)と母ジュ・シラ(パク・ウンヘ役)、父候補3人のイ・プンジュ(リュ・ジン役)、カン・ミンボ(ファン・ドンジュ役)、ジン・ギシク(コン・ジョンファン役)の過去と現在が描かれた。視聴率は10.7%(ニールセンコリア全国基準)を記録し、新概念家族劇の力強いスタートを告げた。
高校の卒業式の日、ミンボとの結婚式のためにウェディングドレスを着て走るシラの姿で強烈なスタートを切った。幸せな結婚式を終えた二人は、続くシーンで精子採取室の前に立っており、好奇心をそそった。別の時間、同じ精子採取室の中ではプンジュとギシクが出てきて、その後看護師が彼らの精子が入った滅菌容器を見つめる姿が、彼らが陥る運命の渦を暗示した。
幼いマリを大切にしていたミンボは、自分に向かって走ってくるマリを冷静に置き去りにした。シラは泣いているマリを見て「今日からお父さんはいないのよ」と断言し、彼らの間に何が起こったのか好奇心を刺激した。
20年が経ち、立派な成人となったマリが登場し、事件の幕が上がった。食事配達や産後ケアセンターのアルバイトをしながら、マリは給料が2倍という理由だけで未来のない産婦人科で働く徹底した現実主義者に成長した。アルバイトの時間が終わり、断ろうとしたVIPの使い走りだが、VIPが渡した厚いお金の封筒に目を輝かせるマリの姿が好奇心を引き起こした。
その理由は、マリに内緒で産後ケアセンターの掃除の仕事を始めたシラ、そして外おばのウン・ギブン(チョン・エリ役)を懇願しながらアルバイトをしなければならなかった理由が、通信費が3ヶ月も滞納している事実が明らかになり、実質的に家の大黒柱であるマリの状況を想像させた。ギブンはそんなシラを見て、彼女が過去に人工授精をしてほしいと懇願した事実を思い出し、ギブンもまたマリの誕生の秘密に関係があることが明らかになった。
ギブンとギシクは義母と義理の息子の関係にもかかわらず、鋭い緊張感を見せ、好奇心を引き起こした。精子サンプルの破棄によりギブンに指摘されていたギシクは、彼女がプンジュを病院に新設される血液腫瘍内科の責任者に内定したという事実を聞いて、「最近は精子提供が合法になって良かったですね。昔はそれが違法だったじゃないですか」と意味深な言葉を口にした。
ギシクはマリを見て目に見えて明るくなる姿で疑問を引き起こした。ギブンに対する微妙な脅迫とマリに対する負担のある優しさは、ギシクがマリの誕生とどのような関係があるのか気になる要素となった。
放送の終わりに、マリは別れて久しい父ミンボと初めてのビデオ通話をすることにした。それを前に緊張したマリの顔と、養育権訴訟に関連するニュースを見るユン・スンエ(キム・ボラ役)の姿が交差し、今後展開される対立を暗示した。マリとビデオ通話をしていたミンボはついに「今回帰国したら君の問題を本格的に相談しよう。必要なら君のお母さんにも会うよ」とマリに起こる波乱を予告した。
『マリと変わったお父さんたち』は初回から爽快な展開とマリの家族を巡る秘密を暗示し、注目を集めた。愉快な演出と没入感の高い脚本、これを完璧に消化した俳優たちの変身は今後の展開を楽しみにさせた。
『マリと変わったお父さんたち』第2話は14日午後8時30分に放送される。
[ヤン・ソヨン スタートゥデイ記者]