
俳優チャ・テヒョンが参加者イ・イェジの歌に涙を流した。
23日に放送されたSBS ‘私たちのバラード’では本選1ラウンドが描かれた。
この日、チョン・ヒョンムは“1ラウンドのテーマは‘私の人生の最初のバラード’だ。‘トップ100’150人の中で100人以上の選択を受けなければ次のラウンドに進出できない”と説明した。その後、本選1ラウンドが本格的に始まった。
最初の参加者はKAISTに早期入学したイ・ジュンソクだった。015Bの‘空っぽの通りで’を選曲して熱唱したイ・ジュンソクは102票を獲得し、最初の合格の扉を開いた。チョン・ジェヒョンは“多様性を示すことができる音域が危うかった。今回の合格は声の力で勝ち取ったもので、次のラウンドではそれに見合う能力があるかを示さなければならない”とアドバイスした。
YouTubeの中でだけ歌っていたソン・ジウは震えを克服してステージに立った。ソン・ジウはイ・ウンハの‘微笑みを浮かべて私を送ったその姿のように’を選曲し、最初のフレーズから独特の音色を誇り、1番が終わる前に100票を軽々と超えた。
ソン・ジウは合計150票中143票を獲得した。チュ・ソンフンは“元々の歌は正確には知らないが、自分の歌のようだった”と絶賛した。デニー・クーは“歌の中でも物語が感じられた。そして初めて歌詞が聞こえた。歌詞がとても心に響いて、最初のフレーズを聞いた瞬間にボタンを押した”と付け加えた。
その後、ギタリストの父とのデュエット動画でSNSで話題を集めたチョ・ウンセ、声楽家の家の末っ子ホン・スンミン、‘K-POPスター’で歌手の夢を見たチョン・ボムソクなど、様々な参加者が自分だけの色を加えたバラードを披露した。
その中で‘済州の少女’イ・イェジが登場した。イ・イェジは音楽をもっと勉強したくてソウルに上がってきたという。
イ・イェジはイム・ジェボムの‘君のために’を選曲した。選曲の理由については“私が小学生の時、父が宅配の仕事をしていた。私の登校時間と父の出勤時間が重なって、いつも父のトラックに乗って行った。しかしラジオをつけると古い車なので4曲が無限に繰り返されて流れた。その時流れていた曲が‘君のために’だった。‘君のために’を聞くと登校時の済州島の風景、父の運転していた横顔が思い出される”と説明した。
イ・イェジはハスキーな声で‘君のために’を熱唱した。これを聞いていたチャ・テヒョンは涙を流し、注目を集めた。
チャ・テヒョンは“イェジよ、お前は大成功だ。海辺を行く父が思い浮かんだ。その父の姿が私だ。私の娘もあんなことを考えているのだろうかと思った”と語った。
続けて“私がどこで泣いたかというと、最初に始まる時、本当に何か生のものそのものがあるじゃないか。あまりにも無関心に‘どうして私たちは’と言っているが、私が運転している時に私の娘が横で歌っているように感じた”と涙を流した理由を説明した。
[イ・セビン スタートゥデイ 客員記者]