
女優コ・ヒョンジョンのパワーは依然として健在だった。『バッタ:殺人者の外出』が異常な歩みを見せた。
先月7日、視聴率調査会社ニールセンコリアによると、6日に放送されたSBS金土ドラマ『バッタ:殺人者の外出』(脚本イ・ヨンジョン、演出ビョン・ヨンジュ)の第2話は全国視聴率6.9%を記録した。初回7.1%からわずかに下降したが、依然として高い数値を示し話題性を証明した。
この中で首都圏基準の視聴率は7.3%を記録し、前回に比べて上昇した。瞬間最高視聴率は10%で二桁を突破し、チャンネル競争力の主要指標である2049視聴率も2.5%-最高3.29%で垂直上昇した。
SBS金土ドラマ『バッタ:殺人者の外出』が興味深いストーリーで家庭劇場を捉えた中、1、2話ともに圧倒的な没入感を提供し再び話題に上った。特に第1話に続き『バッタ』と呼ばれる前代未聞の連続殺人鬼チョン・イシンを隙間なく完成させたコ・ヒョンジョンへの評価が日々熱い。
チョン・イシンのヒントとチャ・スヨル(チャン・ドンユン分)の捜査により、バッタ模倣犯の有力な容疑者ソ・グァン(イ・テグ分)が逮捕された。過去に母親に見捨てられた後、異母兄弟への復讐心から彼とその家族を脅かしたソ・グァンは、チョン・イシンを憧れていた追従者だった。チャ・スヨルはソ・グァンの家でチョン・イシンが送ったと思われる手紙を発見した後、すぐに彼を訪ねて問いただしたが、チョン・イシンはそんなチャ・スヨルに「お前は警察がそれしかできないのか?」と皮肉った。
行方が不明なキム・テソクを探すため、チャ・スヨルはやむを得ずチョン・イシンとソ・グァンを対面させた。チョン・イシンはソ・グァンの前で「なぜそうしたの?」、「気分はどうだった?」などと余裕を持って質問を続け、すぐに自分の詳細な質問に答えられないソ・グァンを見て、彼が嘘をついていることに気づいた。
チョン・イシンの続く挑発と刺激に、ソ・グァンはチャ・スヨルがチョン・イシンの息子である事実はもちろん、チャ・スヨルの妻まで世間に明かすと暴れたが、一瞬でチョン・イシンに攻撃され、チョン・イシンは彼の首を絞めながら興奮を隠せなかった。特に放送の終わりに口の中に隠していた葉っぱを取り出し、意味深な微笑を浮かべるチョン・イシンの姿が描かれ、疑問を最大限に引き上げた。
コ・ヒョンジョンは偽の模倣犯イ・テグとの息を呑む対立を見せ、視聴者のドーパミンを爆発させた。巧妙で余裕のある態度で劇中のソ・グァンを扱う瞬間は喜びとして迫ってきた。劇を支配するコ・ヒョンジョンの勢いと熟練さがこれまで以上に輝いているとの評価だ。
また、今回も疑問に満ちたエンディングを形容しがたい演技力で表現し、『バッタ:殺人者の外出』から一歩も逃れられないようにした。演技ベテランのコ・ヒョンジョンの止まらない疾走がまたどんな衝撃をもたらすのか期待が寄せられている。
一方、コ・ヒョンジョン主演の『バッタ:殺人者の外出』は毎週金、土曜日午後9時50分に放送される。
[チ・スンフン スタートゥデイ記者]