イ・ジョンフム監督とナムグンミン、チョン・ヨビンが『私たちの映画』の中でのお気に入りのシーンを公開した。
SBSの金土ドラマ『私たちの映画』の中で、愛と人生の大切さを描いたセリフやシーンが視聴者の心を深く打っている。これに対し、『私たちの映画』の主役であるイ・ジョンフム監督とナムグンミン（イ・ジェハ役）、チョン・ヨビン（イ・ダウム役）が最も好きなシーンは何かを探ってみた。
イ・ジョンフム監督は第2話の中でイ・ダウムの「あなたたちが流しているこの瞬間瞬間が私にとってはロマンでありファンタジーなのに、皆さんは知らずに生きているでしょう？」というセリフを挙げ、「このシーンは撮影の初めに撮った」と撮影当時を振り返った。
続けて「人生があまり残っていないダウムが、今生きているこの時間の大切さについて話す姿が、監督としてこのドラマのテーマをより理解し共感し、確かな演出の方向を定めることができる瞬間だった」と述べ、「誰かにとっては通り過ぎる瞬間が、他の誰かにとっては人生のすべてになる瞬間の大切さについて逆説的に語る『私たちの映画』らしいセリフとシーン」と説明した。
チョン・ヨビンは「ダウムが父に手紙で言う言葉の中に『私の結末は私が作りたい』という言葉がある」と言い、第5話のナレーションを選んだ。
イ・ダウムが残した手紙には、父イ・ジョンヒョ（クォン・ヘヒョ）の反対を押し切って病院から脱出するほど、俳優になる夢を叶えたいというイ・ダウムの強い意志が込められていた。このシーンについてチョン・ヨビンは「ダウムが自分の状況にも決断力を持つことができる心を最も集約的に表現したセリフだと思う」と理由を付け加えた。
ナムグンミンはまだ放送されていない第12話を最も好きなシーンとして選び、興味を引いた。ナムグンミンは「ドラマを見た方はご存知かもしれませんが、ジェハは笑いも涙もあまり流さない。しかしこのシーンを撮影する時は抑えていた感情が一気に溢れ出た」と撮影の裏話を伝えた。
また「台本を初めて受け取った時から特別に感じたシーンで、撮影中も思ったより多く泣いた。ジェハの感情を率直に表現したシーンなので、私にとっても長く記憶に残る」と語り、果たしてナムグンミンの記憶に深く刻まれたそのシーンは何か、興味が高まっている。
このように『私たちの映画』はイ・ジョンフム監督とナムグンミン、チョン・ヨビンの深い愛情に支えられ、エンディングクレジットに向かって力強く走り続けている。特に劇中の映画監督イ・ジェハと俳優イ・ダウム、そして映画『白い愛』のスタッフが一堂に会し、映画制作に拍車をかけている中、彼らの思い出をすべて詰め込んだ『私たちの映画』がどのような結末を迎えるのか、関心が集まっている。
一方、『私たちの映画』は18日午後9時50分に第11話が放送される。
[イ・ダギョム スタートゥデイ記者]
