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EBS、国内初の全編AI制作放送…「人間と共存は?」

KIM Soyoun
入力 : 
2025-06-25 14:04:41
「EBS AI短編劇場」。写真| EBS
「EBS AI短編劇場」。写真| EBS

独創的な想像力で出会う多彩な物語が「EBS AI短編劇場」で展開される。

今月27日午後2時30分、EBS1では国内初の全編AI制作放送プログラム「EBS AI短編劇場」が放送される。

「EBS AI短編劇場」は生成型AIを活用して制作された4本の短編映像。このプロジェクトは、PD・技術・カメラ・事業企画など異なる職種の制作者が「自分だけの物語」を全過程AIと協力して完成させた国内初の全編AI制作放送用映像であり、人間の想像力と人工知能が出会って生み出した新しい幻想の旅を予告する。

最初の短編「トトと友達の世界探検 – エピソード1: ギリシャ編『オリンポス山の神秘的な競技』」は、好奇心旺盛なウサギのトト、いたずら好きなレッサーパンダのクモ、芸術的感覚に優れた象のエラ、賢いキリンのジジの4人の友達が列車に乗ってオリンポス山を巡り、伝統競技の魅力と古代神話の歴史的意味を学ぶ子供向け教育アニメーションである。各国の文化遺産を楽しい動物キャラクターたちが伝える過程は、21世紀の感性で再解釈された民話のように清らかで軽快である。

2番目の短編「マインドゲーム – エピソード1: 第一印象の罠」は、私たちの日常で認識していない無意識が作り出した心理的錯覚を、心理学と脳科学・社会的文脈を通じて解剖する。「私たちは今、無意識が作り出した心理ゲームの中に生きている」というメッセージを基に、短く強烈に展開される心理ドキュメンタリーシリーズで、判断と信念の間に隠された盲点を覗き見ることができる。

3番目の「イビスの人間学」は、AGI(人工一般知能)へと進化していくAI「イビス」が、人間本来の質問に答えを見つけるために時空を超え、自身のデータの中の歴史的人物たちに出会う人工知能成長ファンタジーである。人間を学ぶAIイビスの学習ノートを追いかけながら、視聴者も人間本来の価値について考察することができる。

最後に「ヒューマンAI、法廷に立つ」は、近未来において人間と区別が難しいヒューマノイドAI2種(ベビーシッターAI「ハナ」、消防士AI「ゼロ」)が文化的価値観の違いから相反する選択をした後、AI法廷に召喚されるSF法廷ドラマである。法廷内外で繰り広げられる議論は、人間がAIに教える倫理の風景を新たに描き出す。

世代とジャンルを超えるこの4本のAI短編映像は、教室と家庭学習の視野を広げると同時に、AIと人間の共存に関する論議の地形を広げるだろう。

EBSは「今回の放送を契機に、生成型AIを活用した多彩なテーマの映像プロジェクトを継続的に発表していく計画」と述べた。

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