
『私たちの映画』のチョン・ヨビンは、たった一つのシーンだけで自らの可能性を証明した。
先日20日に放送されたSBSの金土ドラマ『私たちの映画』(脚本 ハン・ガウン、カン・ギョンミン、演出 イ・ジョンフム)では、映画監督イ・ジェハ(ナム・グンミン役)と新人俳優イ・ダウム(チョン・ヨビン役)が映画『白い愛』の投資を得るための試験を完璧に通過し、映画制作に本格的に取り掛かることになった。
これにより、第3回の視聴率は全国で4%、瞬間最高4.7%を記録し、前回の放送に比べてわずかに上昇した。(ニールセンコリア基準)
イ・ジェハから作品のシノプシスを受け取り、キャスティング確定の知らせを聞いたイ・ダウムは、飛び上がるような気持ちを味わった。しかし、製作者のブ・スンウォン(ソ・ヒョンウ役)と投資者は、興行が保証されたトップスターのチェ・ソヨン(イ・ソル役)ではなく、経歴のない新人俳優イ・ダウムをキャスティングすることに懸念を示し、イ・ジェハはたった一つのシーンで投資者を説得すると自信を見せた。
チェ・ソヨンもまた、イ・ジェハと別に会い、主人公ではなく別の役を演じたいという意向を示していた。イ・ジェハの提案を快く受け入れたチェ・ソヨンは、イ・ダウムと別に会い、演技の練習に没頭した。イ・ダウムがチェ・ソヨンと共にテスト撮影の準備をしている間、イ・ジェハは撮影監督から編集技師、照明と音楽監督までを招集し、まさにドリームチームを完成させた。
イ・ジェハとイ・ダウム、そして『白い愛』の運命がかかったテスト撮影の日が近づき、イ・ダウムはこれまで練習した通り、劇中のキャラクターに溶け込んで全力の演技を披露した。イ・ジェハの演出と共に、チェ・ソヨンの経験豊かな演技が融合したイ・ダウムの演技は、投資者の視線を一瞬で捉え、投資を獲得する快挙を成し遂げた。
イ・ジェハは投資の約束を受けるとすぐにイ・ダウムを訪れ、「イ・ダウムさんが本当に私たちの映画の主人公です」と嬉しい知らせを伝えた。長い間望んでいた夢を叶えたイ・ダウムは、知らず知らずのうちにイ・ジェハを抱きしめて喜びを表現した。そんなイ・ダウムに対し、イ・ジェハも「本当に良くやった」と褒め、見る者の心を温かくした。
自らの手で機会を得たイ・ダウムは、勢いに乗ってイ・ジェハに撮影場所まで提案した。自分の人生で最も長い時間を過ごし、普通の生活を夢見ていた病院の廊下を撮影場所として紹介した。
続けて、自分の葬式ではなく夢を実現する準備をするために病院の外に出られるようにしてくれた『白い愛』について、「この映画は、少なくとも私にとってはそんな力がある」と特別な愛情を示した。心を素直に打ち明けるイ・ダウムをじっと見つめていたイ・ジェハは、優しい手で彼女の頭を撫でた。
しかし、映画制作のためのすべての条件が整った中、イ・ダウムは思いがけない光景を目撃し、ショックを受けた。かつてスキャンダルの相手だったイ・ジェハとチェ・ソヨンが制作会社の建物の中でキスをしている光景を見てしまったのだ。二人を見つめるイ・ダウムの目には、わからない感情が交じり合い、彼女の内心を気にさせた。果たしてイ・ジェハとチェ・ソヨンがキスをしていた理由は何なのか、関心が集まる。
映画監督ナム・グンミンと俳優チョン・ヨビン、そしてイ・ソルの間に絡み合ったつながりが解きほぐされるSBS金土ドラマ『私たちの映画』第4回は、21日午後9時50分に放送される。