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KBS、国内初の聴覚障害者アンカーを選出...「視聴者に希望を与えたい」

LEE Dakyum
入力 : 
2025-05-05 17:55:15
ノ・ヒジ アンカー。写真lKBS
ノ・ヒジ アンカー。写真lKBS

国内初の聴覚障害者アンカーが誕生した。

KBSは5日、第8期障害者アンカーにノ・ヒジ(26・聴覚障害者)さんが選ばれたと発表した。ノ・アンカーは7日から「KBSニュース12」の「生活ニュース」コーナーを担当する。

ノ・アンカーは先天的に重度の聴覚障害を抱えて生まれたが、言語療法などの絶え間ない努力を続けてきた。

自分の発音さえよく聞こえないため、幼い頃から箸を口にくわえて小さな震えの違いを感じながら発音練習をしてきた。また、ニュースを進行する際もPDの指示を聞くためのイヤフォンの音を最大にしなければかろうじて聞こえる程度で、他のアンカーたちよりも何倍も多くの練習をしなければならなかった。

ノ・アンカーは「公共放送KBSの一員として、視聴者に希望を与えるアンカーになりたい」と述べ、「障害に対する社会の偏見を変えることに貢献したい」と抱負を語った。

さらにノ・アンカーは、自分が一般の小・中・高等学校で真剣に学業を続けることで、障害に対する周囲の人々の認識が変わるのを感じたとし、「より多くの人々が自分の可能性を信じられるように手助けしたい」と語った。

[イ・ダギョム スタートゥデイ記者]

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