イム・ギスンPDが俳優チェ・ブラムが「韓国人の食卓」を離れる過程を明らかにした。
10日午前、ソウルKBS新館でKBS1「韓国人の食卓」700回記念および新プレゼンターの懇談会が開かれた。イム・ギスンPD、チョン・ソンエ作家、俳優チェ・スジョンが出席した。
イム・ギスンPDは「チェ・ブラム先生は過去14年間、毎週全国の隅々を献身的に回ってきた。プログラムに対する愛情と情熱が多く、使命感も深かった。我々の文化の根を探すことは単なる放送のためではなかった。共同体社会を安定的に維持することに最善を尽くしたいという使命感も深かった。昨年の秋頃に3ヶ月休んだ。14年ぶりの初めての休息だった。その席を多くのセレブが埋めてくれた。感謝すべきことに「韓国人の食卓」を好きで、チェ・ブラム先生を尊敬して一緒に参加してくれた」と述べた。
続けて「今年の初めに頼もしい後輩に引き継ぎたいという意向を制作陣に伝えた。チェ・ブラム先生は「韓国人の食卓」のような存在だ。カン・ブジャ先生が「その方の口調や言葉遣い、身振りが特別な力を持つ方」と言った。そんな方だった。退く時が来たと言った時、制作陣としては想像すらできなかった現実だった。「韓国人の食卓」ブランドそのもので、その空白を考えたこともなかった。再考をお願いしたが、先生の意志が強かった。これ以上先生にお願いするのは制作陣の欲望だと思い、悩んだ末に3月初めにチェ・スジョンを後任プレゼンターに最終決定した」と説明した。
また、イム・ギスンPDは「チェ・ブラム先生はプログラムに対する情熱と愛情が多い。チェ・スジョンになったという話を聞いて、深くて濃い味をうまく引き継いでほしい。良いプログラムとして長い間輝いてほしい。チェ・スジョンがうまくやるだろうという応援の言葉をいただいた」と語った。
「韓国人の食卓」は地域代表料理の隠れた物語や歴史、そして食文化などを描き出すフードドキュメンタリー番組である。過去14年3ヶ月の間、全国の隅々を巡りながら韓国人の生活と文化を食卓の上で解き明かしてきた「韓国人の食卓」の象徴ともいえるチェ・ブラムが長い旅を終え、チェ・スジョンがそのバトンを受け継ぐ。
チェ・スジョンと共にする「韓国人の食卓」700回はこの日午後7時40分に放送される。