MBCの気象キャスター故オヨアンナを巡る職場内いじめの疑惑に関して、雇用労働部が「労働者性」を検討することにした。MBCの真相調査結果とともに、フリーランスの気象キャスターが労働者として認められるかどうかに関心が集まっている。
労働部は4日、故オヨアンナの職場内いじめの疑惑に関連して労働者性を判断するなどの予備調査に着手したと明らかにした。MBCに対しても今回の事件に関して自主調査を行うよう行政指導を行った。
労働部の関係者は「職場内いじめ事件は基本的に自主調査を行うことになっているため、まずそのように指導したが、会社側の結果を一方的に信じて待つのは適切ではない」とし、「関連書類などを要求し、事件を調査する予備的作業をツートラックで行う」との立場を示した。
故人が先に入社した気象キャスターたちによって苦しんでいたという状況証拠や録音などが出てきた。このため加害者や傍観者として多くの人々の実名が挙げられている。事件の真偽については、MBCが構成した真相調査委員会と労働部の調査によって明らかになると見られる。
調査結果とは別に、故人が労働者として認められるかどうかが鍵である。フリーランスの気象キャスターであった故人が労働基準法上の労働者として認められなければ、職場内いじめも成立しないからである。
以前、ハイブの子会社アドアに所属するグループニュージンズのハニが職場内いじめを受けたと主張し、昨年国会の国政監査に出席した。しかし、労働部の調査結果ではハニは労働者性を認められず、そのため職場内いじめが成立せず、事の真偽を正確に調べる前に事件は終了した。
当時、労働部は所属事務所の社員とは異なり、就業規則や社内規範が適用されず、一定の出退勤時間や勤務場所が定められておらず、労働に対する賃金ではなく収益分配を受けていた点、所得に対する税金を労働所得税ではなく事業所得税で納付していた点などを挙げてハニに対して労働者性を認めなかった。
ただし、気象キャスターの場合、ハニとは異なり労働者性を認められる余地がある。過去にフリーランス契約を結んだ人々が労働者として認められた事例があるためである。
昨年1月、グループ神話のメンバーアンディの妻イ・ウンジュ前アナウンサーはKBSを相手に労働者地位の確認を求める訴訟で勝訴した。
この前アナウンサーは2015年にKBS地方局のフリーランス気象キャスターとして入社し、2016年に内部テストと教育を経てアナウンサー業務に投入された。その後、KBS江陵、KBS春川などに派遣され、2018年12月からは派遣地域局と新たに契約を結びアナウンサー業務を行った。しかし、2019年7月に新入社員が採用されるとアナウンサー業務から排除された。
この前アナウンサーはKBSを相手に労働者地位確認請求訴訟を提起した。1審はKBSの手を挙げたが、2審は「イ・ウンジュは割り当てられた放送編成表に従い、相当な指揮・監督を通じて正社員アナウンサーと同じ業務を行った。正社員アナウンサーとスケジュールを共有した点を考慮すれば、実質的にKBSに専属していると見るのが合理的」とし、この前アナウンサーの手を挙げた。また、期間制労働者であったが契約が2年以上更新された点を挙げて無期契約職に転換されたと見なし、KBSの契約解除を不当解雇と判断した。最高裁もこの前アナウンサーの手を挙げ、最終勝訴した。
これに先立ち、2021年12月に労働部は「地上波放送3社の放送作家労働監督」の結果を発表し、363人中152人について労働者性があると判断した。
もし故オヨアンナが労働者性を認められれば、労災として認められる可能性が高まる。MBCに対する産業安全保健法、中大災害処罰法違反の捜査可能性も生じる。
これに関連して、労働部は5日、イ・ヨンウ共に民主党議員に送った回答書で「職場内いじめによる死亡事故が労災に該当する場合、産安法違反の内容について調査が行われる」と明らかにした。
[キム・ソヨン スタートゥデイ記者]