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[インタビュー①] ユ・ヨンソク “‘ジゴジョン’ チェ・スビンと実際のカップル? 自分の思い通りになるのか”

KIM Soyoun
入力 : 
2025-01-07 13:40:00
ユ・ヨンソクは、ドラマが海外でも大きな愛を受けたことに喜んだ。写真| キングコング by スタシップ
ユ・ヨンソクは、ドラマが海外でも大きな愛を受けたことに喜んだ。写真| キングコング by スタシップ

“こんなに熱い反応は予想していませんでした。感謝の気持ちだけです。”

先日4日に終了したMBC金土ドラマ「今、君に電話する」(脚本キム・ジウン、演出パク・サンウ、ウィ・ドゥギュ、以下「ジゴジョン」)は、脅迫電話から始まる、政略結婚3年目のショーウィンドウ夫婦ペク・サオン(ユ・ヨンソク役)、ホン・ヒジュ(チェ・スビン役)のシークレットロマンススリラーを描いた作品だ。カカオページの同名人気ウェブ小説を原作とした「ジゴジョン」は、「メランコリア」、「医師ヨハン」などの堅実な作品を手掛けたキム・ジウン作家と、「金婚令、朝鮮婚姻禁止令」などで感覚的な演出力を見せたパク・サンウ監督が意気投合して家庭劇場に登場した。

「ジゴジョン」でアンカー出身の最年少大統領室報道官であり、次期大統領候補の息子ペク・サオン役を熱演した俳優ユ・ヨンソク(40)を、6日ソウル江南区スタシップ社屋で会って話をした。

ユ・ヨンソクは“(毎回)期待を持って作品を始めるが、結果を予測することはできない。こんなに熱い反応は予想していなかった。国内だけでなく海外でもOTTの上位ランキングにいるという話を聞いて驚いた。手間をかけて撮影した作品を愛してくれて感謝の気持ちだけだ。最後の放送が終わった後、海外の反応を受けたが、南米、東南アジアなどでも多くの愛を送ってくれて感謝するばかりだ”と終了の感想を述べた。

「ジゴジョン」はウェブ小説を基にしているため、やや恥ずかしいセリフも多かった。作品を選んだ特別な理由があるのだろうか。ユ・ヨンソクは“その点については考慮しなかった”と笑いながら“スリラー作品の『運勢誤診の日』を撮影している時に作品が入ってきて検討した。ロマンススリラーと言っているが、台本を見たら頭の中であまりにもスリラーとして描かれた。初めの台本だけを見ると冷たく感じる”と回想した。

続けて“しかし、制作陣、作家と話をした時、サオンのヒストリーが剥がれながらロマンスが強化されると言っていた。制作会社がロマンティックコメディジャンルを多く制作していたので、うまく作っていくという信頼もあった。また、作家が説明してくれたキャラクターも‘冷徹で冷たく見えるかもしれないが、戦士たちが見えることで様々な面を見せることができるキャラクター’だと言われたので選んだ”と語った。

劇中ペク・サオンのセリフは現実でよく使われる言い回しではない。幼稚で恥ずかしいかもしれないセリフをうまく消化した秘訣は何だろうか。ユ・ヨンソクは“私もそんな(ネットユーザーの)反応を見た”とし“台本を見ながらどうすればあっさりと上手くできるか悩む点もあった。しかし、実際に撮影してそのシーンが近づくと、そんな言葉を言う状態と感情になっていた”と説明した。

数多くのセリフの中でユ・ヨンソクが最も驚いたセリフは、最後の話に出た“私に罰を与えているのか”という言葉だという。ユ・ヨンソクは“そのセリフを見た時、作家が私にまた宿題を出してくれたなと思った。そのシーンがこの作品の最後の撮影だった”と冗談を言った。そして“ペク・サオンがヒジュに対する申し訳なさを持って再会するので、そのセリフが自然に出てきた。ヒジュに与えた被害や申し訳なさ、罪悪感に浸っている状態だと思うと出てきた”とし“あまり言葉に意味を与えずにしようとは思わなかった。セリフ自体をうまく伝えれば十分に伝わると思った”と付け加えた。

ユ・ヨンソクは“サオンの言い回し‘した、したのか、しただろう’など日常生活であまり使わない語尾をセリフにそのまま消化するのを見て、俳優たちも最初は驚いたと言っていた。私は作家が語尾まで考えながら書いたと思ったので守ろうとした。サオンの戦士が少し変わってロマンスを展開できるようになり、ヒジュに対する本心が現れる時はそんな語尾を使わずに自然に、柔らかく話そうとした”とディテールな部分まで演技に気を使ったことを示した。

相手役のチェ・スビンと過剰なテンションのセリフを交わすと、お互いに笑いをこらえるチャレンジになることがあったのではないか。ユ・ヨンソクは“台本が早く出る方だった。2~3部の撮影中に6部が出ることもあった。冷たい初めの部分を撮影中に6部のセリフが熱くなっているのを見るとどうすればいいのか悩んだ。初めはヒジュが手話をするので独白のように演じた。その後(くすぐったいセリフを)する頃になると感情などの交流が多くて笑いをこらえる状況はなかった。集中して撮影した”と話した。

チェ・スビンは現場でユ・ヨンソクを‘ユデジャ’と呼んでいたという。どのような面で現場を引っ張ったのだろうか。ユ・ヨンソクは“お母さん、お父さんたちがいない現場では私が一番先輩だった。監督たちともシーンの話をしてどう撮影するか一緒に会議もした”とし“また、私が美味しいものを買えるなら買ってあげた。だからそう呼んでくれるのではないか”と付け加えた。

俳優ユ・ヨンソクはファンのドラマへの過剰な没入に“ケミが良かったということ”と喜んだ。写真| キングコング by スタシップ
俳優ユ・ヨンソクはファンのドラマへの過剰な没入に“ケミが良かったということ”と喜んだ。写真| キングコング by スタシップ

ペク・サオン-ホン・ヒジュ、‘サジュカップル’の溢れるケミは俳優たち本体への関心につながった。ドラマに過剰に没入したファンたちが‘実際に付き合っているのではないか’という反応を見せた。それに対しユ・ヨンソクは“ロマンスをする時、そう見てくれるのはケミが良かったということなので感謝している。没入して見てくれた”と理解した。

ユ・ヨンソクは海外ファンもSNSのコメントなどを通じて“二人は結婚しろ”というなど過剰に没入している姿を見せていることについて“それを自分の思い通りに。期待に応えることができるだろうか。(チェ・スビンとのロマンス)可能性はない。話すことがない”と笑った。そして“本当にたくさん応援してくれているんだなと思った。「ジゴジョン」はスリラーだがロマンスがよく見えることを望んだ。結局は愛の話だ。それをつなぐ媒介がスリラーであり、二人の愛に(視聴者が)引き寄せられることを願ったが、応援を見ているとよく引き寄せられたようだ”と付け加えた。

視聴者の過剰な没入に火をつけたのはまさにユ・ヨンソクだった。「キスの達人」という修飾語を持つユ・ヨンソクは今回の作品でもときめくキスシーンとともにベッドシーンまで完璧に消化した。ユ・ヨンソクは最後の話のベッドシーンについて言及し“会話もなく、コミュニケーションが断絶されていた3年目の夫婦が脅迫電話を通じてお互いの感情を確認し、また紆余曲折の末に長い時間離れていた後に再会するのではないか。だからそれが彼らの本当の初夜ではないかと思った。長いカップルの初夜を本当に美しく、手間をかけて撮影したいと思った。そのシーンについて多く悩み、ヒジュとも共有した。きれいに撮れたと思う”と説明した。

またキスシーンについては“状況が異なる。再会する時、幸せで、プロポーズを受けて感激しているなど感情状態を異なって表現しようとした。視聴者の皆さんが没入して良く見てくれたようだ”と付け加えた。(インタビュー②に続く]

[キム・ソヨン スタートゥデイ記者]

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