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[インタビュー] 「ごめん、愛してる」監督「ボロ布ファッション、ソ・ジソブじゃなきゃ消化不良」

SHIN Youngeun
入力 : 
2024-12-13 10:38:51
「ごめん、愛してる」演出 イ・ヒョンミン監督 20年ぶりに6部作として再誕生…「光栄です」 「ソ・ジソブ、イム・スジョンの演技…最近とよく合う」
「ごめん、愛してる」イ・ヒョンミン監督。写真|ウェーブ
「ごめん、愛してる」イ・ヒョンミン監督。写真|ウェーブ

2004年に「ミサ廃人」シンドロームを引き起こした「ごめん、愛してる」が20年ぶりに監督版6部作として再誕生した。

「ごめん、愛してる」は幼少期にオーストラリアに養子に出された後、ストリートチルドレンとして育ったチャ・ムヒョク(ソ・ジソブ役)とソン・ウンチェ(イム・スジョン役)が出会い、死も恐れない激しい愛をする物語で、2004年にKBS 2TVで放送された16部作ドラマである。放送当時、首都圏基準で28.6%、非首都圏基準で29.2%の自己最高視聴率を記録し、前代未聞の悲しい結末で「ミサ廃人」を大量生産した。

国産OTTウェーブ(Wavve)は2024年「ニュークラシックプロジェクト」を通じて名作として語られる2000年代代表ドラマの一つである「ごめん、愛してる」を6部作として再誕生させた。

「ごめん、愛してる」を演出したイ・ヒョンミン監督は「ウェーブの提案を受けたとき、光栄でした。ドラマは一度放送されるとすぐに消えてしまうが、そのポイントをウェーブがうまくキャッチしたようだ」と述べ、「昔のドラマの名作をYouTubeで見る人が多いと聞いた。ファンダムがあるドラマが再制作されて、このドラマを好きだった人たちも見て、初めて見る人たちも一緒に楽しめればいいなと思った」と明らかにした。

大きな愛を受けた作品であるだけに、6部作として再誕生することへのプレッシャーも相当だっただろう。既存のファンダムの反応など、懸念される点もあった。

イ・ヒョンミン監督は「何部作に編集するかのガイドラインはなかった。映画にすることなど、さまざまな話をした」とし、「骨格となるシーンは触らないという基本原則を立てた。重要なシーンはソ・ジソブ、イム・スジョンの表情一つまで全て生かした。『ミサ廃人』たちが見たときに『私が好きだったシーンはどこに行ったのか』という疑問かもしれない。原本はあるので、少し違った試みのバージョンとして見ていただければと思う。どう見られるか心配でもある」と語った。

「ごめん、愛してる」が20年ぶりに6部作として再誕生した。写真|ウェーブ
「ごめん、愛してる」が20年ぶりに6部作として再誕生した。写真|ウェーブ

当時話題になったソ・ジソブの衝撃的なファッションやイム・スジョンのファッションスタイルについても言及した。イ・ヒョンミン監督は「昔は誇張されたり型にはまった演技が多かったが、ソ・ジソブとイム・スジョンはそのキャラクターになりきって演技をした」と称賛し、「衣装やヘアスタイルも実際、その当時受け入れやすいスタイルではなかった。それが逆に最近と合っているようだ」と述べた。

話題になったイム・スジョンの虹色ニットについては「オーストラリアでシーンを撮影した後、再度撮影する必要があったが、俳優が服を手に入れられなかった。全部売り切れたそうだ」と語った。また「ソ・ジソブの場合はストリートの男なのでヒップホップスタイルの毛布のようなボロ布を着ていたが、ソ・ジソブじゃなきゃ消化できなかった」とし、「当時『一度やってみよう』という情熱があり、お互いにうまく合っていたようだ」と付け加えた。

イ・ヒョンミン監督は「今回編集をしながら『ごめん、愛してる』を最初から最後まで再び見た。トレンドは大きく変わったが、当時の感情はリアルで現実的だった。どう見れば田舎臭く感じるかもしれないが、非常にストレートで長所が明確にあると思う」と述べた。

続けて「『最近はなぜこんなドラマがないのか』という思いを少しした。最近はファンタジーやウェブトゥーンベースの話も多く、ジャンル物も多い」とし、「新しいニーズにだけ合わせるのも良いが、視聴者に楽しさと感動を与える基本に忠実なストーリーが新しいトレンドと共存してほしいという願いがある」と付け加えた。

[シン・ヨンウン スタートゥデイ記者]

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