歌手パク・ソジンが『サリムナム』を通じて辛かった過去を語った。
先日7日に放送されたKBS2のバラエティ番組『サリムする男たちシーズン2』(以下『サリムナム』)では、パク・ソジンの日常エピソードが公開された。
この日『サリムナム』では、心理相談を行ったパク・ソジンの家族の事情が明らかになり、パク・ソジンの長年の傷が浮き彫りになった。以前、パク・ソジンの父は、パク・ソジンが薬を飲んで何度も極端な選択を試みたことを明らかにし、衝撃を与えた。
パク・ソジンの父は「最初に家にいるときに電話がかかってきた。ソジンが薬を飲んだので病院に早く来てほしいと言われた。救急室に行ったら、ソジンが立たせておくと倒れて意識がなく、大便小便もできなかった。ソジンの兄も二人先に亡くなっていて、ソジンまで送るのではないかと常に心配している」と恐ろしい過去を思い出した。
その後、息子の心配で常に不安だというパク・ソジンの父は、普段息子の映像を見ながら「イベントで歌っている姿を見るのではなく、体が痛いのか、顔は大丈夫なのかを気にしている。映像に付いている悪口を見ると、ソジンがまた間違った選択をするのではないかと、二日も三日も眠れない」と伝え、切なさを増した。
ソジンの父は、今でも15年前に49日間隔で亡くなった二人の息子に対する罪悪感で辛い時間を過ごしている。ひとりでソウルで二ヶ月間、長男の看病をしていた父が、三男の49日法要のために少し席を外した二日間の間に長男が亡くなり、結局父は息子の最後の姿を見ることができなかったことが心残りとなった。そして15年以上にわたり父の胸を押しつぶしている二人の息子に対する罪悪感は、そのまま息子ソジンへの心配と不安に繋がった。
パク・ソジンは、過去に極端な選択をした理由について、難しい言葉を開いた。パク・ソジンは「全体的にすべてが辛かった。インチョンでうまくいかず、サムチョンポの家に戻ったときに事件が起こった」と言い、「ジャンゴを叩き始めたとき、マーケットでいろんなことを言われた。先輩から悪い言葉も聞いてとても辛かった」とその日を思い出した。
過去、パク・ソジンはある先輩から「お前のようにブサイクで貧乏でお金もなく、歌も下手なら歌手をやるべきではない」という暴言を受けたことを告白し、衝撃を与えた。
しかし、苦痛はそれだけではなかった。市場でジャンゴを叩くソジンに「歌手の品位を落としてはいけない」という言葉が浴びせられ、一部のファンは「歌手がそんなところに行くなんて、去る」と宣言することもあった。パク・ソジンは「そうなってしまい、その状況に耐えられず薬を飲んで、父に良くない姿を見せてしまった」と心の内を伝えた。
若い年齢で重い家長の重さに苦しんでいたにもかかわらず、誰にも頼ることができなかったパク・ソジンは、心理相談を通じて「兄たちが亡くなってから早く成功しなければならないというプレッシャーが強かった。家族に負担をかけたくなくて、辛いとは言えなかった」と涙を見せた。
続いて心理劇を行い、幼い自分と向き合ったパク・ソジンは「私も辛い。時々は寄りかかりたい」と心の内を吐露し、特に母親との会話で生まれて初めて弱い姿を見せ、涙を流し、見守っていたすべての人々を泣かせた。
相談を受けた後、パク・ソジンは「この場を借りて絡まった糸を少しずつ解くことができる希望を見つけ、勇気が湧いた。心配もあるが、家族ともっと近くなった気がする。今も病院に通い、治療をしっかり受けている」と明らかにした。
一方、パク・ソジンは最近、兵役免除の判定を受けた事実を明らかにした。しかし20代前半にすでに兵役免除の判定を受けた彼が、これまでのインタビューで軍入隊を前にしているかのような発言をした事実が明らかになり、嘘の論争に巻き込まれた。結局、パク・ソジンは「今回の件で失望されたすべての方々に、改めて深くお詫び申し上げます」と頭を下げた。
[イ・ダギョム スタートゥデイ記者]