
4年9ヶ月ぶりにフィジカルアルバムで戻ってきたグループ2PMのメンバー、ジュンケイ(37・JUN. K)がリスナーに心地よいエネルギーを伝えたいという抱負を明らかにした。
ジュンケイは最近、ソウル市江南区大峙洞に位置するカフェで毎日経済スタートゥデイとミニ4集「ディアマイミューズ(Dear my muse)」の発売記念インタビューを行った。
カムバックを前にした感想を尋ねると、ジュンケイは「韓国でソロアルバムを出せるということ自体がワクワクして感謝している」と言葉を開いた。
続けて「これまで公演をして日本でアルバムを出していたので(韓国では)タイミングを見ていた。昨年12月から始めて5〜6ヶ月ほど準備したが、『どんなスタイルでアプローチするのが良いか』と悩んだ。今回は『自分はこうした』ということを見せるというよりは、心地よさをプレゼントすることが目標だ」と目を輝かせた。

「ディアマイミューズ」はアルバム名の通り、私にインスピレーションを与える、私のミューズとなる誰かに伝える物語とメッセージを全5曲に載せて伝える。ジュンケイは全曲クレジットに名前を載せ、シンガーソングライターとして音楽的な実力を発揮した。
「以前は音楽に対する欲が大きかったので、『すべて自分が考えた通りにしなければ』という気持ちで作業に臨んでいました。しかし今回はJYPシステムの中で会社の方々と協力することに重点を置きました。待っていてくれたファンへの感謝と、その方々にプレゼントになればいいという気持ちからアルバム名を『ディアマイミューズ』に決めました。」
タイトル曲「R&B ME (Feat. チャンビン of Stray Kids)」はシンセサウンドとジュンケイの甘美なボーカルが際立つメロディカルなポップトラックだ。ストレイキッズのチャンビンがフィーチャリングに参加しており、ふんわりと夢のような雰囲気の中で愛を語る歌詞が際立っている。
ジュンケイはチャンビンのフィーチャリングがどのように実現したのかという質問に「最初は完全にソロ曲だった。しかし2番に同じ進行で行くと『曲が退屈になるかもしれない』と思い急いでラップを書いた。この部分を誰がやると良いか悩んでいたところ、チャンビンのラップの声が良かったのでお願いしたら、快く良いと言ってくれた」と答えた。
続けて「ストレイキッズの場合は2PMが活動していた時よりももっとグローバルに行っているのではないか。『チャンビンがフィーチャリングすればもっと多くの関心を持ってもらえるのではないか』という気持ちも正直あった。私は活動期間が長いのでイメージの消耗が多い分、最近のシーンに入るのはやはり簡単ではない」と率直に語った。

謙虚に話したが、実際ジュンケイが所属する2PMは今のJYPエンターテインメントを作った一等功臣である。
2008年にデビューした彼らは男性的な魅力をアピールし「獣アイドル」として一時代を風靡し、「アゲイン&アゲイン」(Again & Again)・「ハートビート」(HEARTBEAT)・「ウリチプ」・「狂ってるんじゃない?」など多数のヒット曲を持っている。
しかし2PMは2021年の正規7集「マスト(MUST)」以降、韓国でアルバムを出しておらず、ファンの待ち時間が長くなっている。
「実は数週間前にメンバーたちと会って(完全体活動について)話をしました。待っていてくれるファンがいることを知っているので。『いつカムバックする』、『公演をする』と正確に話が決まったわけではまだありませんが、来年に何かをしたら良いのではないかという意見を交わした状況です。スケジュールを調整しています。」
いつの間にかデビュー18年目を迎えたジュンケイ。長い間音楽活動を続けてきたが、彼の目標は今後もずっとステージに立ち続けることだという。今の成績に一喜一憂するのではなく、長い間公演をすることができる歌手になりたいという願いだ。
ジュンケイは「JYPのパク・ジニョンが今もステージに立っているじゃないですか。長い間ステージに立てるということは、この人の公演を見たい人がいるという意味だ。パク・ジニョンの姿を見ながら、私も長い間公演をすることができる人になりたいと思った。だから『どうすればこれを長く続けられるか』を常に考え、努力している」と語った。
続けて「今は公演に夢中になっている時期のようだ。以前は『自分を見せなければ』という気持ちが大きかったが、今は『公演に来た方々とどう思い出を作ることができるか』ということを考えながら構成についても研究を続けている。これが歌手という職業で得られる最大の幸せではないか」と微笑んだ。
一方、ジュンケイのミニ4集「ディアマイミューズ」は1日午後6時に発売される。
[イ・ダギョム スタートゥデイ記者]