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ニューヨークタイムズ「ケデホンの熱風、アメリカの親たちも熱狂...『アナと雪の女王』の人気に匹敵」

Seunghun Ji
入力 : 
2025-08-23 14:43:30
『K-POPデーモンハンターズ』で「ゴールデン」を歌ったガールグループハントリックス。写真|ネットフリックス
『K-POPデーモンハンターズ』で「ゴールデン」を歌ったガールグループハントリックス。写真|ネットフリックス

ネットフリックスのアニメ映画『K-POPデーモンハンターズ』(以下『ケデホン』)の人気がアメリカの親世代にも大きな響きを与えているようだ。

ニューヨークタイムズは22日(現地時間)「『K-POPデーモンハンターズ』が皆の頭を揺さぶっている。特に親たちを」というタイトルの記事で、この映画に夢中になった親たちの事例を多数紹介した。

ニューヨークタイムズは「一部の親たちはボーイバンドとガールグループの黄金期を再現しているが、今は光る棒を持って狂ったように踊る代わりにジュースの箱を配っている」と伝えた。

この新聞によると、ノースカロライナ州に住む5人の子供(2〜13歳)を持つ母親シルビア・クルーズ(41)は、最初に子供たちがこの映画を見たいと言ったときは否定的だったが、映画を見た後に自分がもっと夢中になり、今までに少なくとも12回以上視聴したと語った。

クルーズは最初にこの映画のタイトルを聞いたとき「『デーモン』が入った映画は絶対にダメ。そしてK-POPって何?」と言ったと回想した。

彼女は子供たちが今までこの映画を見た回数は約30回だと言い、映画を見ないときは通常一緒にサウンドトラック(OST、背景音楽)を聞いていると伝えた。

クルーズは特に音楽のためにこの映画を見続けているとし、「メロディーが本当に豊かで繊細だ。体が自然にリズムに合わせて歌わずにはいられなくなる」と述べた。

また、現地の有名コメディアンアンディ・サムバーグも最近TVトークショー『ジミー・キンメル・ライブ』に出演し、自分が現在「K-POPデーモンハンターズに完全に夢中になっている」と語り、作品の人気を実感させた。

『K-POPデーモンハンターズ』で「ゴールデン」を歌ったガールグループハントリックス。写真|ネットフリックス
『K-POPデーモンハンターズ』で「ゴールデン」を歌ったガールグループハントリックス。写真|ネットフリックス

ニューヨークタイムズは、一般的に人気を博した漫画や映画は時間が経つにつれて人気が徐々に落ちるが、ケデホンは逆に視聴者が増え「逆走」をする現象を見せていると考えた。

その上で『ケデホン』がK-POPに触れたことのない観客を引き寄せる重要な手段になったと説明した。

また『ケデホン』のグローバルなヒット成果に言及し、「過去の『エンカント』や『アナと雪の女王』のようなディズニー作品が達成した文化的影響力に達している」と高く評価した。

ニールセンデータによると、この映画は昨年6月の公開初週にストリーミング時間が約2億5000万分だったが、翌月には4倍以上増加し、7月の第4週には10億分を超えた。

一方『K-POPデーモンハンターズ』はK-POPガールグループハントリックスが悪霊で構成されたボーイグループライオンボーイズを打ち負かし、歌で世界を守るという内容の作品だ。昨年6月に公開後、ネットフリックスの歴代アニメーション興行1位の記録を樹立した。

さらに『ケデホン』に登場するメインテーマ曲「ゴールデン」などの主要OSTもアメリカビルボードメインチャート「ホット100」トップ10に入るなど、音楽的にも大きな影響力を誇示している。

[ジ・スンフン スタートゥデイ記者]

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