
ハイブのバン・シヒョク議長がカカオのSMエンターテインメント(以下、SMエンタ)の株価操縦疑惑裁判への証人出席を再度延期した。
7日、ニュース1は法曹界の話を借りて、バン議長側が最近、ソウル南部地裁刑事合議15部(ヤン・ファンスン部長判事)に不出席理由書を提出したと報じた。これが二度目である。
検察は、11日に予定されているカカオの‘SMエンタ株価操縦疑惑’裁判でバン議長を証人として召喚し、尋問する方針だった。前回の公判で裁判所はバン議長を証人として採用し、証人召喚状を発送した。
証人に採用されると、正当な理由がない限り法廷に出席しなければならない。不出席の場合、裁判所は訴訟費用の負担を命じ、500万ウォン以下の過料を科すことができる。
バン議長は先月20日に行われた公判でも裁判所から証人出席を求められたが、出張を理由に不出席だった。

検察は証人尋問を通じてSMエンタの買収を巡り、バン議長とキム・ボムス創業者の間にどのような議論があったのかを調査する必要があるとの立場である。
検察によると、キム創業者とバン議長は2023年2月14日にSMエンタの買収案件を巡って会合を持った。バン議長は経営権の買収交渉が決裂すると、キム創業者に「ハイブがSMエンタを買収したいので、うまく助けてほしい」とお願いした。検察はキム創業者がその要請を拒否したと見ている。
検察は「バン議長はカカオがSM株を大規模に買い入れて公開買付を妨害したという申告書を金融監督院に提出した」とし、「2023年2月の二人の会合はこの事件で重要な事項だと考え、証人として要請する」と説明した。
キム創業者は2023年2月、ハイブのSMエンターテインメントの公開買付を妨害する目的で、プライベートエクイティファンドのワンアジアパートナーズと共謀し、公開買付価格12万ウォンより高く株価を設定・固定する方法で株価を操縦した疑いを受けている。
[ジ・スンフン スタートゥデイ記者]