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YG、ESG持続可能な公演を提案…環境に優しいアルバムロードマップを策定

Seunghun Ji
入力 : 
2025-06-30 16:43:12
YGエンターテインメントのロゴ。写真|YGエンターテインメント
YGエンターテインメントのロゴ。写真|YGエンターテインメント

YGエンターテインメントがESG(環境・社会的責任・企業統治改善)に関する成果と活動をまとめた「2025持続可能経営報告書」を発刊した。

30日に公開されたこの報告書には、YGエンターテインメントが先導的に推進している「持続可能な公演」活動とその成果がスペシャルレポートの形で収められており、注目を集めている。

2024年に国内エンターテインメント会社として初めて発刊した「持続可能な公演報告書」は、長年の公演ノウハウを基に策定した「持続可能な公演7大原則」(▲温室効果ガス管理 ▲公演のアクセス向上 ▲ファンエンゲージメント ▲コンテンツの影響力向上 ▲公演場の安全管理 ▲公演場の環境汚染削減 ▲持続可能な公演ガバナンス)に基づき、各公演に適用した主要活動や改善された成果、利害関係者の声も盛り込まれている。

今回のスペシャルレポートには、昨年国内で行われた6回の3つの公演における観客の移動、エネルギー使用、廃棄物処理、機材運搬などによる温室効果ガス排出量を算出したほか、自発的な問題意識から出発したさまざまな努力を肯定的に評価し、積極的に参加したいというファンのインタビューや公演場の安全遵守基準およびチェックリストなど、より具体的な改善点も盛り込まれている。

今年の持続可能経営報告書にはこの他にも、ESG活動が企業に与える社会・環境的影響と財務的影響など2つの評価を同時に分析する「二重重要性評価」を実施し、▲気候変動への対応とカーボンニュートラルロードマップの実行 ▲企業統治の強化 ▲人材の確保と育成 ▲法令遵守と倫理経営の推進という4つの課題を導出したことが特徴である。

YGエンターテインメントは2040年までにカーボンニュートラル、2025年までにRE100達成を目指し、3年連続で温室効果ガス排出量(前年度比28%減)およびエネルギー使用量(同3.0%減)を削減し、再生可能エネルギー使用比率(同28.8%増)を拡大している。今年は主要子会社であるYG PLUSおよびYG JAPANの温室効果ガス排出量も把握して検証し、YGエンターテインメント内の「燃料およびエネルギー関連活動」と「事業所発生廃棄物」、「従業員の通勤」などScope 3(その他の間接排出)の算定範囲カテゴリーを既存の2つから4つに拡大し、実質的な削減戦略を策定するための基盤を整えた。

また、環境保護を考慮した音楽制作のために「環境に優しいアルバムロードマップ」を策定し、段階的な実施計画を盛り込んで産業全体の持続可能性を向上させる方向性も示した。短期的には音楽制作のサプライチェーン全体にわたってカーボン排出量を測定し、制作過程ではプラスチック使用を減らし、リサイクル素材の活用を検討する計画である。中長期的には流通網内に環境に優しい輸送手段を導入し、業界内の努力の拡散および協力強化など、より根本的な代替案を検討している。

さらに、専門性と独立性を強化するために、会計および法務の専門性を持つ新しい社外取締役を取締役会の議長に選任し、独立した運営の足場も整えた。取締役会評価制度も初めて導入し、取締役会の運営を改善し、信頼性を高めようとした。

今回の報告書はGRI(国際持続可能性報告基準)、SASB(持続可能性会計基準委員会)、ISSB(国際持続可能性基準委員会)などのグローバル報告ガイドラインを遵守した。韓国経営認証院(KMR)の第三者検証を経て信頼性も確保した。来る8月には海外の利害関係者向けの英語報告書も公開する予定である。

[ジ・スンフン スタートゥデイ記者]

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