
歌手ロゼが歌手サイの「2025ひんぱくショー」の初ゲストとして登場した。
28日午後、仁川西区延禧洞に位置する仁川アジアド主競技場では「サイひんぱくショー2025」ツアーの仁川公演が開催された。
この日、サイは8番目のステージを前に「私は歌手でありながら作曲家でもある。周りの仲間の歌を聞いてとても良いと思うことがある」と述べ、「この歌がそんな歌だ」と次のステージを紹介した。
会場を包み込む馴染みのあるメロディに観客は大きな歓声を上げた。すぐにロゼの「アパート」が披露された。サイはブルーノ・マーズのパートを担当し、ロゼと「アパート」のステージを完成させた。2012年に「江南スタイル」でアメリカのビルボードチャートを席巻したサイと、最近「アパート」でビルボードチャートに名前を連ねているロゼまで、二人のグローバルスターの出会いに観客の反応は歴史的だった。
ステージを終えたロゼが特にコメントもせずに退場すると、観客はアンコールを叫んだ。これに再びステージに登場したロゼは「想像でしか聞けなかった『ひんぱくショー』に招待されてとても嬉しかった。昨年発売したアルバムの収録曲をたくさん愛していただきありがとうございますという言葉を必ず伝えたかった」と大きな礼をした。
続けて「一生懸命アルバムを準備していたので、たくさん愛していただいて力が出た」と述べ、「20歳でデビューし、ブラックピンクとして大きな愛を受けた。経験した多くのことをアルバムに詰め込んだが、まだすべてが難しい感じだ。知らないことも多く、まだ傷も受けている」と率直な心境を伝えた。
「人生がそんなものなのかもしれない」と語ったロゼは「今日ダンスを楽しんでほしい」と言い、「Toxic till the end」などの追加ステージを披露し、観客と別れを告げた。
「サイひんぱくショー2025」はこの日公演を皮切りに、議政府、大田、果川、束草、水原、大邱、釜山、光州まで、合計9つの都市で16回にわたり開催される。
「サイひんぱくショー」はサイの夏の代表ブランドコンサートで、老若男女が楽しめるセットリストとダイナミックな演出を誇り、開催ごとにチケット販売1位及び完売の神話を達成し、多くの愛を受けている。
サイは毎年限界を超える公演で名実ともに「公演の達人」としての威厳を証明してきた。独特のステージ掌握力と溢れる情熱を基に、観客に楽しいエネルギーを提供しているサイは、今年も全国をひんぱくさせるための準備に余念がない。
[ジ・スンフン スタートゥデイ記者]