
専属契約紛争中のグループニュージンズと芸能企画会社アドアの合意が決裂した。
ソウル中央地裁民事合意41部(部長判事チョン・フェイル)は4日午前11時10分、アドアがニュージンズのメンバーを相手に提起した専属契約有効確認訴訟の2回目の弁論期日を開いた。ニュージンズのメンバーは出席しなかった。
この日、裁判所は初回の弁論期日に続き、双方に合意及び調整の可能性があるか再度尋ねた。
先月3月に開かれた裁判で、アドア(原告)の代理人は「双方が合意する考えはないのか」という裁判所の質問に「合意を希望している」と述べた。一方、ニュージンズ(被告)の代理人は「被告の心的状態やそのようなものが現在では合意を考える状況ではないと思う」と明らかにし、合意は成立しなかった。
「前回、被告側が(合意の考えが)ないと言ったが、非常に残念なので裁判所で勧めてみたい」との裁判所の言葉に、アドア側は「裁判所で結論を出していただければ、簡単に合意できると思っている」と答えた。
同じ質問に対し、被告側は「依頼人と再度話をしなければならないが、すでに信頼関係が取り返しのつかない状態に崩れてしまった。戻れない川を渡ったと思っている」とアドアと共にしない意向を明確にした。

ニュージンズとアドアは昨年11月から専属契約紛争を続けている。当時、ニュージンズは緊急記者会見を開き、アドアに専属契約解除を通知し、新たな活動名NJZで独自活動に乗り出すと発表した。
するとアドアは「一方的に信頼が壊れたと主張したからといって、解除の理由にはならない」とし、昨年12月3日にニュージンズを相手に裁判所に専属契約有効確認の訴えを提起した。続いて1月6日には企画会社の地位保全及び広告契約締結などの禁止仮処分も申請した。
裁判所は先月3月21日、アドアが提出した企画会社の地位保全及び広告契約締結などの禁止仮処分申請を受け入れ、ニュージンズが独自活動をしてはならないと判断した。
それにもかかわらず、メンバーはNJZという名前で香港コンサートのステージに立ち、アドアは間接強制申請で対抗した。
間接強制とは、裁判所の決定を履行しなければ遅れた期間に応じて一定の金額を支払うよう命じるものである。債務者に心理的に強制して債務を履行させる民事執行方法の一つである。
裁判所は先月5月29日、間接強制申請を受け入れ、ニュージンズが専属契約の1審判決が出るまでアドアの事前承認や同意なしに芸能活動をしてはならないと判示した。この義務を違反して独自活動を行った場合、各メンバーごとに違反行為1回につき10億ウォンをアドアに支払うよう決定した。
[イ・ダギョム スタートゥデイ記者]