
俳優スジ、イジヌク主演の映画『失恋朝食会』が第30回釜山国際映画祭の公式招待作品に選ばれた。
現実的な愛と別れを描いた映画『失恋した人々のための7時の朝食会』(以下、失恋朝食会)が第30回釜山国際映画祭「競争」部門に公式招待された。
競争セクションは、1年間に制作されたアジア映画の中で優れた美的成果を収めた作品を集めて紹介する部門で、今年初めて新設され、約14本の映画が受賞を争う予定だ。
今回の釜山国際映画祭でワールドプレミア上映される『失恋朝食会』は、2012年に発刊されたペク・ヨンオク作家の同名原作小説を映画化した作品だ。それぞれの物語を持つ人物たちが集まる朝食会で「失恋記念品」を交換し、喪失の痛みを克服していく新鮮なストーリーが描かれている。


スジ、イジヌク、ユ・ジテ、キム・セロクなどの輝く俳優陣の組み合わせは早くも話題を呼んでいる。国民の初恋を超え、時代のアイコンとしての地位を確立したスジは、今回の作品で失恋したがまだ別れられない客室乗務員サガン役を、目力だけでスクリーンを圧倒する演技の達人イジヌクは、長期恋愛を終え、崩れた日常を耐えるコンサルタント講師ジフン役を務め、密度の高い感情演技を披露する予定だ。
限界のない演技力で重厚な存在感を印象づけたユ・ジテと、毎作品多彩なキャラクターをこなすキム・セロクもそれぞれの愛の終わりに直面した「ジョンス」と「ヒョンジョン」として、温かい慰めと共感のメッセージを伝える見込みだ。
釜山国際映画祭は9月17日から26日まで釜山一帯で開催される。
[ヤン・ソヨン スタートゥデイ記者]