
俳優イ・ミンジェ(25)がスクリーン初主演を務め、深い印象を残した。
14日に公開される映画‘ボーイ・イン・ザ・プール’は、水泳が好きな少女ソギョンと水かきのある少年ウジュの出会いと秘密を描いた青春成長年代記だ。新鋭リュ・ヨンス監督の初長編デビュー作で、ダンスクルーHOOKのメンバーであるヒョウと次世代俳優として注目されているイ・ミンジェがそれぞれソギョンとウジュを演じた。
イ・ミンジェは2018年に映画‘生き残った子供’でデビューした。ドラマ‘一打スキャンダル’ ‘ハイド’、映画‘前、ラン’に出演し、印象を残した。最近公開されたNetflixシリーズ‘弱い英雄 Class2’ではコ・ヒョンタク役を務めて活躍した。
イ・ミンジェは「台本を受け取った時、すぐに良いと思った。水かきという設定も新しくて斬新だった。もともとカッパという機関の作品をぜひやりたいと思って会社にアピールした。監督と会って話をしながらやりたいと思った。私は元々日本や香港映画の感性が好きだったので、台本を見た瞬間にそんな絵が想像できた。そして監督に会った時、この映画がうまくいくという確信が持てた。そして私と運動選手のイメージがよく合うと言っていただいた」と語った。
続けて水かきを持つ少年を演じた彼は「ウジュの状況に共感が持てた。ウジュがどんな悩みや考えをしているのか理解でき、表現するのも容易だった。しかしウジュの気質自体は私とは異なる姿なので悩んだ。以前の作品では台本にある通り理解して無条件に受け入れようとしていた」と説明した。
その上で「監督がそんな演技よりも私が一人でいる時にどんなことを考えているのか、私的な姿をよく捉えたいと言ってくださり、しっかりと捉えられると確信を持たせてくれた。だから私は一人でいる時の自分を見つめ直した。イ・ミンジェという人にウジュの気質があった。あまり話さず、考えも多く、表情も使わないそんな姿を見つけてくれて、よく捉えてくれて感謝している」と付け加えた。
劇中で水泳選手を演じることについて「水泳を専門的に学んだわけではないが、中学校の時にスキューバダイビングの資格を取得した。だから水を怖がらず、水泳も楽しんでいた。この作品に入るという話を聞いて短い時間だったが再び学ぼうとした。たくさん褒められた」と冗談を言った。
またイ・ミンジェは「監督と話しながら進めていく過程が楽しかった。監督と話しながら台本を見る視野も広がった。最初に監督がみんなで展示会に行こうと言った時、なぜこんな作業が必要なのかと思ったが、やってみると違った。リハーサルもして、私が知らない表情を発見することができた」と打ち明けた。
初めてスクリーン主演を務めたことについては「負担はあったが、監督とヒョウを見ながら負担を下ろした。監督が確信を与えてくれたので信じてついて行った。ウジュとして本質をもっと考えようと言われた」と告白した。そして「子役たちもとても演技が上手で可愛かった。だから私だけ上手くやればいいと思った」と打ち明けた。
[ヤン・ソヨン スタートゥデイ記者]