特別準強姦の容疑で拘束されたグループNCT出身のテイル(31、本名ムン・テイル)が1審の実刑判決に控訴したが、これを裁判所は受け入れなかった。
17日、ソウル高等裁判所第11-3刑事部は性暴力犯罪の処罰等に関する特例法違反(特別準強姦)の容疑で起訴されたテイルを含む3人に対する控訴審の宣告期日を開いた。
宣告に先立ち、テイルを含む被告人たちは茶色のスーツを着て出席し、頭を深く下げて裁判所の判決を待った。
この日、裁判所はテイルら被告人3人側と検察側の控訴をすべて棄却し、原審の判決を維持した。
先に1審裁判所はテイルら3人に懲役3年6ヶ月の実刑を言い渡した。検察側は1審に続き2審でも再度7年を求刑したが、刑期は増加しなかった。
当時、検察は「犯行が重大で罪質が悪い」とし、「被害者が合意したとしても、事案を総合的に検討すれば1審が過度に寛大だ」と強調した。
一方、テイル側は被害者との合意があった点を強調し、寛大な処置を訴えた。テイルは「被害者が受けた傷はどんな言葉や行動でも完全に回復できないことをよく知っている」とし、「改めて被害者に心からお詫び申し上げます」と述べた。
被告人たちは実刑とともに40時間の性暴力治療プログラムの受講、児童・青少年関連機関などへの5年間の就業制限命令を受けた。
テイルは今回の宣告に先立ち、13日に反省文を提出し、刑期を減らそうとする姿も見せた。
テイルは昨年6月、知人2人と共に酔った女性を強姦した容疑をかけられている。ソウル中央地検女性児童犯罪調査1部は、2月にテイルと共犯2人を性暴力処罰法上の特別準強姦の容疑で起訴した。
テイルは自分が性犯罪の容疑で告訴されているにもかかわらず、この事実を隠してカムバック活動に出た。逮捕の翌日である昨年6月14日にはSNSライブ放送を行い、ファンと交流していたことが明らかになった。
また、2ヶ月後の8月にはNCT 127デビュー8周年記念ファンミーティングに出席した。その後、彼の性犯罪の事実が知られると、論争が起き、所属事務所は8月中旬に該当事件を初めて把握したとし、彼のチームからの脱退と専属契約の終了を発表した。
テイルは2016年にNCTの最初のユニットNCT Uでデビューし、その後NCT、NCT 127のメンバーとして活動してきた。
[ジ・スンフン スタートゥデイ記者]