カン・ヒョンウクは論山では父の頑固さを折り、瑞山では母の涙を拭った。
23日に放送されたチャンネルAのペット犬ソリューションバラエティ「犬と狼の時間」第8回では、論山の殺生犬と瑞山の噛み犬の家を訪問するソリューションが続いた。依然として混沌とした現場だったが、二つの家庭の問題を解決する手がかりが少しずつ明らかになった。
何よりも、父親の飼い主の協力が必要だった論山の殺生犬の家。ソリューションに反対していた父親の飼い主が登場し、カン・ヒョンウクと対談する時間を持った。父親の飼い主は「犬は犬として忘れるもの」と言い、ペット犬の養子欲を続けて表明し、これに対しカン・ヒョンウクは「悲しいのではなく、申し訳ないと思わなければならない」と痛烈な一言を放った。結局、父親の飼い主はこれ以上ペット犬を増やさないと決意し、ソリューションへの協力も約束した。
家のあちこちにケンネルを設置し、6匹のペット犬がそれぞれ完全に休める空間を整えるソリューションも提案された。限られた空間を最大限に効率的に分けて使う方法だ。カン・ヒョンウクは「必ずみんなで何かをすることが幸せではない」と言い、一匹ずつ飼い主と共に過ごす時間が必要だと強調した。実際に殺生犬はリビングで飼い主と二人きりの時間を過ごすと、目に見えて落ち着いた。これまで他の犬に押されて荒々しく飛び込んでいた姿もすぐに消えた。
続いて登場したのは狼2号、「瑞山24時間噛み犬」の家。元国家代表カヤック選手出身の飼い主たちは、たくましい体格と並外れたカリスマで目を引いた。しかし、メダリストという華やかな経歴にもかかわらず、わずか5kgにも満たないペット犬の噛みつきに手をこまねいている様子が見られた。
特に母親の飼い主に集中した予測不可能な噛みつきに流血騒ぎまで発生した。これらすべては母親の独り育児と絡んでいた。早朝の散歩を始め、特別食の準備、日常的な世話までほとんどを一人で担っていたのだ。ソン・ヘナは「家族が一緒にしなければならないのに、母親一人が独り育児」と指摘し、キム・ソンジュも「家に母親の気持ちを理解してくれる人がいない」と残念がった。
24時間噛み犬が変わることを願い、終わりなく褒め続ける母親の飼い主の姿には悲しみが滲んでいた。しかし、一貫性のない態度と声のトーンは愛情としつけの間のギャップを広げるだけだった。積もり積もった感情は結局ストレスに広がり、限界に達した状態だった。カン・ヒョンウクは母親の飼い主に「すべて私の荷物だと思わないでください」と言い、一人で抱え込まずに家族と荷物を分け合うべきだというメッセージを伝えた。
続く訪問ソリューションで別の特異点が明らかになった。同じ行動をしても、父親の飼い主の前では素直だったペット犬たちが、母親の前では変わった。父親の飼い主だけがいるとすべてがスムーズに進むため、母親の飼い主の心はさらに焦っていった。この明確な違い、カン・ヒョンウクは原因を突き止めることができるのだろうか。
「犬と狼の時間」は単なる行動矯正にとどまらず、問題行動の根本にある飼い主の態度や環境まで深く掘り下げるプログラムだ。スタジオでの最初のフィードバック、生活動密着ケア、飼い主の実際の居住地まで続く、合計3段階のソリューションを提供する。
