
アーティストカンパニー、俳優イ・ジョンジェ、パク・インギュなどがキム某アーティストスタジオ(旧レモンレイン)元代表を相手に提起した損害賠償請求訴訟の1審で勝訴した。
6日、アーティストカンパニーの法律代理人である法律事務所リン側は「ソウル中央地方裁判所が5日に行われた判決で、キム元代表がアーティストスタジオの経営権移転を拒否したことは明白な投資違反であると判断し、キム元代表が約50億ウォンの違約金および損害賠償をアーティスト側に支払うよう判決した」と公式見解を発表した。
リン側によると、アーティストカンパニーなどは2024年初めにキム某代表およびレモンレインと投資契約を締結し、経営権移転を条件に約290億ウォンを投資した。
しかし、投資完了後、キム某代表が契約に反して経営権移転を拒否し、双方の対立が生じた。
アーティストカンパニー側はアーティストスタジオの経営権確保のために多数の法廷闘争を繰り広げなければならず、損害賠償訴訟はその過程でキム某代表の契約違反に対する責任を問うために提起された。

アーティストカンパニーは今回の判決により、会社の安定性と株主の権益保護が法的に確認されたとの立場を示し、「今後も根拠のない論争で不必要な混乱が発生しないよう最善を尽くす」と述べた。
今回の事件を代理した法律事務所リンは「今回の判決は合意された経営権移転を一方的に拒否した行為に対して、裁判所が違約金および損害賠償責任を明確に認めた事例」とし、「特に違約金条項の実効性を明確にすることで、今後の投資契約と経営権移転取引の透明性と安定性を高める重要な指標となる」と判決の意義を指摘した。
アーティストカンパニーは2016年にイ・ジョンジェと同僚俳優チョン・ウソンが意気投合して設立した会社である。2024年11月5日、イ・ジョンジェが最大株主である上場企業アーティストユナイテッドとマネジメント会社アーティストカンパニーが合併した。
アーティストユナイテッドは2010年に設立された人工知能(AI)ビッグデータプラットフォーム会社で、2021年にコスダックに上場した。
アーティストユナイテッドは人気ドラマ「成均館スキャンダル」、「財閥家の末息子」、「白雪姫に死を」などを制作した制作会社アーティストスタジオ(旧レモンレイン)を買収した。
[キム・ミジ スタートゥデイ記者]