
検察は、会社の資金43億ウォンを横領した疑いで裁判にかけられた俳優の黄正音に対して、懲役3年を求刑した。
21日、法曹界によると、済州地検は済州地裁第2刑事部(イム・ジェナム部長判事)の審理で、特定経済犯罪加重処罰法違反(横領)の疑いを受けている黄正音に対して懲役3年を求刑した。
黄正音は2022年初め、自身が100%の株式を所有する家族法人の企画会社が借り入れた資金のうち7億ウォンを前渡金名目で受け取り、暗号通貨に投資したことを含め、2022年12月までに会社の資金43億4,000万ウォンを横領した疑いで不拘束起訴された。黄正音はこのうち42億ウォンを暗号通貨に投資したとされている。
被害を受けた企画会社は、黄正音が100%の株式を保有している家族法人の訓民正音エンターテインメントである。黄正音は横領額のうち約42億ウォンを暗号通貨に投資したことが明らかになった。
黄正音側は、昨年5月の初公判で全ての疑いを認めた。
その後、黄正音は5月30日と6月5日の2回にわたり、横領金全額を返済したと所属事務所を通じて明らかにした。彼は関連資料を済州地裁に提出したと伝えられている。
当時、黄正音は「私の芸能活動のために芸能企画会社を設立して運営してきた」とし、「会社を成長させたいという気持ちを持っていたところ、2021年頃に周囲の人からコイン投資で会社の資金を増やすよう勧められ、よく知らないコイン投資に飛び込むことになった。会社名義の資金だったが、私の活動で得た収益だったので、未熟な判断をしたのだと思う」との立場を示した。
黄正音に対する判決公判は9月中に行われる。