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パク・ボヨンに惚れ、‘未知のソウル’にもまた惚れる[ヤンチュリ]

YANG Soyeong
入力 : 
2025-06-14 09:53:25
修正 : 
2025-06-14 10:43:33
パク・ボヨン。写真|スタートゥデイDB
パク・ボヨン。写真|スタートゥデイDB

女優パク・ボヨンに惚れ、物語にもまた惚れる。まさに‘未知のソウル’についての言葉だ。

先月24日に初放送を開始したtvNドラマ‘未知のソウル’(脚本イ・ガン、演出パク・シヌ)は、顔だけが似た双子の姉妹が人生を入れ替える嘘を通じて本当の愛と人生を見つけるロマンティック成長ドラマだ。現在6話まで公開されており、最高視聴率6.4%(ニールセンコリア全国基準)を記録し人気を集めている。

劇中、ミジは崖っぷちに追い込まれた姉ミレを助けるために一時的に人生を入れ替える。過去に自分を守ってくれたミレのように、今度は姉の人生を代わりに生きてみる。こうして姉妹は互いの立場を通じて少しずつ閉じた心を開き、それぞれの傷と向き合っていく。

彼らの旅は、1人4役をこなすパク・ボヨンの繊細な演技によってさらに輝いている。“私の人生に再びない挑戦であり機会”だったというパク・ボヨンは、そっくりな外見を持ちながら、性格は全く異なる双子の姿を自然に行き来し、没入感を高めている。急激な感情の波なしでも、抑制された表現と目線だけでキャラクターの間隔と心理を説得力を持って描き出す。ミジとミレの感情線に視聴者が共に泣き笑いするのはパク・ボヨンの力だ。

パク・ジニョンとの呼吸も印象的だ。パク・ボヨンの愛らしさとパク・ジニョンの真面目さが融合し、温かいときめきを加えている。ホスを演じたパク・ジニョン、ミレとミジの幼少期を担当したイ・ジェイン、ホスの幼少期パク・ユンホも印象的だ。リュ・ガンス、ムン・ドンヒョク、チャン・ヨンナム、キム・ソンヨン、チャ・ミギョンなどもそれぞれの役割を果たし、安定感のある演技を見せている。

パク・ボヨン。写真|tvN
パク・ボヨン。写真|tvN

‘未知のソウル’は物語そのものでも深い慰めを与えている。走ることしかできないと思っていたミジが怪我後に部屋に閉じこもり“私は本当にゴミのようだ”と自責すると、ミジの祖母は“ミジも生きるために隠れていたのよ。どんなに見た目が悪くて汚く見えても、生きようとする行動はすべて勇気のあることよ”と温かく抱きしめてくれる。“昨日は終わり、明日は遠く、今日はまだわからない”という応援の言葉も静かな響きを与える。

他の人は冷たいと言うミレの温かい面を理解してくれるホスの母、“何かを隠すときは理由がある”と配慮してくれるホス、死ぬ気でドゥボンサンを登ったホスと頂上で待っていたミジ、最善を尽くしたが無理にそうでないふりをした自分が嫌なミジなど、誰もが共感できる物語が心を打つ。

イ・ガン作家は“双子が私を代わりにしてくれたらいいなと想像していたら、ふとその双子の人生は果たして私の人生より平穏だろうかという疑問が浮かんだ。誰もが自分の人生が最も辛いと感じているが、実はそれぞれの戦いを繰り広げているのではないかという考えから始まった”と述べ、“他人には言わない言葉や考えで自分を鞭打ち、削り取る自己嫌悪は私にとってもまだ解決できていない宿題のようだ。私たちの主人公たちも、この物語を見ている視聴者の皆さんも、自分にもう少し寛容になれることを願っている”と明らかにした。

このようにミジとミレの人生を通じて優しい共感と愛を伝えたかったというイ・ガン作家の真心とパク・シヌ監督の感情的な演出、そしてそれを画面の中で生き生きと表現したパク・ボヨンの演技が融合し、視聴者を虜にしている。今まさに折り返し地点を過ぎた‘未知のソウル’がパク・ボヨンと共にミジとミレの物語を最後まで美しく完走することを願う理由だ。

[ヤン・ソヨン スタートゥデイ記者]

#‘ヤンチュリ’はヤン・ソヨン推薦リストの略です。映画、ドラマ、バラエティを問わず推薦します。

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