
‘飲酒ひき逃げ’の容疑で2審で実刑判決を受けたトロット歌手キム・ホジュン(33)が上告を放棄する意向を示し、懲役2年6ヶ月の刑が確定した。
キム・ホジュン側は15日、ファンカフェに文章を投稿し、「キム・ホジュンが長い間深く悩んだ末、今日上告を放棄することに最終決定した」と明らかにした。
キム・ホジュンは先月24日に行われた特定犯罪加重処罰法違反(危険運転致傷)などの容疑に関する控訴審公判で、原審と同様に2年6ヶ月の実刑を言い渡された。
キム・ホジュンの飲酒事故を隠蔽することに関与したとして起訴されたセンサンエンターテインメントのイ・グァンドク代表と本部長のチョン・モ氏にはそれぞれ懲役2年と懲役1年6ヶ月、キム・ホジュンの代わりに虚偽の自首をしたマネージャーのチャン・モ氏には懲役1年、執行猶予2年が維持された。
裁判所は「キム氏の事故と逃走の罪質が悪く、犯行後の状況も良くない」とし、「被告人たちは組織的に犯人の逃避に加担しただけでなく、実際の運転者がキム氏であることが明らかになった後も証拠を積極的に隠滅した」と述べた。
続けて「被害者と合意された点、初犯または前科がない点などを考慮すれば、原審の刑が合理的な範囲を超えているとは見えない」とし、検察とキム・ホジュン側の控訴をすべて棄却した。
判決後の先月28日、前本部長が、29日にはイ・グァンドク代表が上告放棄書を提出した。キム・ホジュンは判決に不服を申し立て、先月1日に上告状を提出したが、悩んだ末に上告しないことに決定した。
一方、キム・ホジュンは昨年5月9日、ソウル江南区の狎鴎亭路で酒を飲んで車を運転し、中央線を侵害して反対側の道路のタクシーと衝突した後、逃走し、マネージャーに代わりに自首させた容疑で逮捕起訴された。
飲酒運転の事実を否定していたキム・ホジュンは事故から10日後に犯行を認めた。警察は飲酒運転の容疑も適用し、キム・ホジュンを検察に送致したが、起訴段階では外れた。検察は逆算だけでは飲酒の数値を確定するのが難しいと判断した。
[イ・ダギョム スタートゥデイ記者]