女優ソン・オクスクが映画『オールドボーイ』の名シーンよりも先に、自分自身の「生きたタコを噛む演技」の元祖エピソードを公開した。
ソン・オクスクは3日、YouTubeチャンネル『ソン・スンファンのワンダフルライフ』に出演し、1984年に放送されたMBC『ベストセラー劇場』の『タコのような女の話』に出演していた当時を振り返った。
彼女は「タコを噛み砕くシーンが大きな話題になった。若者たちまで知っているほどだった」とし、「実際、2003年に公開された映画『オールドボーイ』でチェ・ミンシクさんが生きたタコを食べるシーンよりも、私が元祖と言える」と自信を持って語った。



当時、ソン・オクスクは精神を病んだ女性「スンハンニョ」役を演じ、海辺の岩島でタコを丸ごと噛みながら生きる女性の強烈な姿を表現した。「監督が『これしか出ないのか』と失望したとき、死に物狂いでリアルに撮影したら大ヒットした」と、熾烈だった撮影現場についても語った。
彼女は「その作品をきっかけに、強くエネルギーに満ちた女性キャラクターを頻繁に演じるようになった」とし、「メロに偏ったドラマの流れの中で、自分だけの場所を作ることができた」と振り返った。
特に『タコのような女の話』は小説家ハン・スンウォン(ノーベル文学賞作家ハン・カンの父)の作品を脚色したドラマで、ソン・オクスクは「私の演技人生を変えた転機だった」と強調した。
ソン・オクスクの生きたタコの演技は今でもレジェンドシーンとして語り継がれ、その後彼女が「タコのような女」というあだ名を得るきっかけにもなった。
[キム・スンヘ MKスポーツ記者]