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キム・ジヨンが完成させた『鬼宮』…最後まで多彩だった [MK★TVレビュー]

Son Jina
入力 : 
2025-06-08 10:09:42

キム・ジヨンが『鬼宮』の最後を多彩な演技で完成させた。

先日7日に放送されたSBS金土ドラマ『鬼宮』(脚本 ユン・スジョン/演出 ユン・ソンシク)最終回で、キム・ジヨンは『ヨリ』役を演じ、最後の瞬間まで極限の没入感を提供し、深い余韻を残した。

ヨリはカン・チョリ(ユク・ソンジェ分)の夜光珠の消耗を防ぐために全力を尽くした。彼女は涙を浮かべながらカン・チョリに、もう八尺鬼に対抗する自信がないと逃げようと提案し、以前とは異なり弱い面を見せた。この時、ただカン・チョリだけを考えるヨリの切ない声から真心が感じられた。続いて、ヨリは意味深な表情で内官のキム・ウンスン(キム・インクォン分)を訪ねて助けを求め、すべてがカン・チョリなしで八尺鬼を一人で相手にしようとするヨリの意図であることを悟らせた。

キム・ジヨンが『鬼宮』の最後を多彩な演技で完成させた。写真=鬼宮
キム・ジヨンが『鬼宮』の最後を多彩な演技で完成させた。写真=鬼宮

ヨリは八尺鬼との最終対決に先立ち、内官から火宅使者(火に焼かれて死んだ魂を導く死神)まで多様に変貌し、最後まで目を引いた。彼女は内官に変装して八尺鬼が憑依した王イ・ジョン(キム・ジフン分)に接近し、鋭い眼差しで一瞬に火宅使者に接神し威厳を示した。緊迫した接戦の末、ヨリが死の危機に直面した瞬間、登場したカン・チョリは結局夜光珠の消耗を選び、ヨリは声を上げて絶叫した。そして倒れたカン・チョリを抱きしめて泣き崩れ、見る者の心をも打ち震えさせた。

その後、ヨリはカン・チョリを失った悲しみの中で生きていった。彼女は入棺まで3日間再び起き上がらないカン・チョリを虚しく見つめ、期待を捨てたが、その時カン・チョリが棺を蹴破って起き上がると、安堵感と幸福感が共存する顔でしっかりと抱きしめた。こうしてヨリは眼鏡職人としての生活を続けながら、カン・チョリと仲良い家庭を築くとともに、再び入宮するようにとの王イ・ジョンの命に明るい笑顔で応え、ハッピーエンドで締めくくった。

キム・ジヨンは『鬼宮』の中でファンタジー、ロマンス、時代劇のジャンルを完璧に描き出し、熱い反響を引き出した。彼女はリアルな憑依演技を通じて怨霊たちの物語解決はもちろん、決然とした眼差しを輝かせながら八尺鬼に立ち向かい緊張感を醸成し、毎回の放送を待たせた。また、カン・チョリに対するヨリの心が嫌悪から愛に変わる過程を立体的な表情の変化に込め、視聴者を泣かせたり笑わせたりもした。このように『鬼宮』で複合ジャンルのエッセンスを示したキム・ジヨンの今後の歩みにますます期待が集まる。

[ソン・ジナ MKスポーツ記者]

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