「『春の日は過ぎ去る』の代わりに『春の日は来る』…パク・ボゴムは結局泣いた。」
バギソンが爆発的なエネルギーで歌った「私の人生の春の日」がKBS「パク・ボゴムのカンタビレ」の現場を感情で満たした。
9日の放送では、歌手バギソンが出演し名曲「私の人生の春の日」を熱唱し、彼のステージは単なるライブを超え「キャリアの叙事詩」を証明する瞬間だった。




ステージに立ったバギソンはブラック&レッドのスタッズ装飾ジャケットを着て登場した。視線を奪ったのは彼の表情。マイクを握る指先まで感情を込め、カメラの前まで突進するように進み、ロックスターの雰囲気を漂わせた。
目の前で起こる感情の爆発に観客はもちろん、ステージの裏で見守っていたパク・ボゴムまでもが目を赤くした。
パク・ボゴムは「歌詞は本来『春の日は過ぎ去る』なのに、先輩は『春の日は来る』と歌った。それが胸に響いた」と語った。これに対しバギソンは「私は6年間いた。次の歌が『消えろ』だった。嘘をつかずに7年間消えていた」と述べ、「歌手が歌詞に従うという言葉がある。だから変えた」と率直に伝えた。
バギソンの自嘲混じりのユーモアと心からの告白は観客の胸を打ち、パク・ボゴムは結局「なぜ胸が熱くなるのでしょう?」という言葉と共に涙を流した。バギソンは「これがそんなに悲しい話なのか」と笑いながら戸惑ったが、彼自身も「この感受性をどうすればいいのか」と言い、パク・ボゴムの真心に驚いていた。
特有の重厚なボイスと愉快なトーク、ステージ上の重みまで全てを兼ね備えたバギソンの今回のステージは、単なる出演を超え「復活」を宣言する場面だった。パク・ボゴムはその感動をそのまま受け止め、番組のアイデンティティを再び刻み込んだ。
[キム・スンヘ MKスポーツ記者]